達人の館

   本物の芸をじっくりと味う、大人のためのコンサートを企画します

714日(月)、大阪で、レ・フレールの弟さんである斎藤圭土さんが
アクセル・ツヴィンゲンヘルガーさんと
ヴギウギの演奏会を開催しました。
ツヴィンゲンヘルガーさんは圭土さんの先生でもある人なので
興味津津で出かけていきました。

会場は難波の大阪シティエアターミナルOCAT近くにある
フラミンゴ・アルージャ。
レストラン・シアター風のライヴ・ハウスで天井が高く、
大きなシャンデリアが印象的でした。
食事が終わった頃、お二人が登場。
ツヴィンヘルガーさんは100キロはあろうかと思われる体格で
身長も高く迫力満点です。
でも、マッシュルームのような髪型が個性的で、
愛嬌のある表情に親しみを覚えました。

二人が並んでお辞儀をした時、
私は何となく弁慶と牛若丸を連想していました。
演奏が始まると先生の重厚なリズムに乗って
圭土さんがシャープなオブリガートを右手で奏でます。
それは弁慶と牛若丸が剣術の稽古をしているような感じを抱かせました。

もともとブギウギはアドリブで演奏されていたようですが、
息の合った対象的な二人が顔を見合わせながら、
アップテンポで盛り上げていくと、
いつしか客席も手拍子を打ち、声を発していくのでした。
前半30分、後半40分あっという間の時間でした。
特に圭土さんのオリジナルはクラシックの基盤を感じさせ、
ともすると単調になりがちなブギウギとは違う
メロディーの華麗さが光っていました。

彼は作曲家としても素晴らしい才能の持ち主であることを再確認しました。
来年早々長岡京で京フィルと共演する
「レ・フレール・スペシャル・コンサート」が益々楽しみになってきました。
お兄さんの守也さんも独自の世界を追及しながら、
弟さんとコンビを組むときは「レ・フレール」として
息の合った絶妙な演奏を聴かせてくれます。

皆様、来年の1月14日をメモして置いてください。
長岡京でお待ちしています。

(達人の舘 代表・プロデューサー 橘市郎)

中央競馬の女性騎手藤田菜七子さんが、
8月5日(土)と6日(日)に勝利を挙げ、
今年7勝目をマークしました。

昨年久しぶりに登場した中央競馬の女性騎手だったので、
デビューの時から家内共々応援していました。
でも、華々しいデビューとは裏腹になかなか勝てず、
「腐ってしまわなければいいがなあ」と思っていた矢先でした。
1日に2~3レース騎乗機会を与えてもらっていたものの、
ほとんど勝てそうに無い、2桁着順の馬が多く、
野球で言うと敗戦処理に起用される投手のようでした。

「たまには勝てそうな馬に乗せてあげればいいのに。
これでは腐ってしまうんじゃないの?」と言う家内に
「最初のうちはしょうがないよ。どんな馬であれ、
人気以上の着順に持ってきて、彼女は乗れると評価されないことには
チャンスがやってこない世界なんだ」という私も
菜七子ちゃんには同情的で、毎レース声援を送っていたのです。

27日、彼女がコパノアラジンという馬に乗って勝利した時は
「よし、これで彼女にツキが巡って来るぞ!」と歓喜したものです。
私が思ったとおり、この頃から彼女の騎乗ぶりに
元気が蘇って来たような気がします。

8月5日、彼女はフローラルシトラスという馬に乗り今年6勝目を挙げました。
そして翌8月6日、20歳の誕生日を前にして、新潟の最終レースに騎乗。
何と11番人気の馬を勝利に導き、今年の7勝目を挙げたのです。
この馬は、かつて菜七子ちゃんに勝利をもたらした、
あのコパノアラジンと同じ馬主の馬、コパノディールでした。
2着、3着馬も人気薄で、3連単は何と1,791,220円の大穴。
これで早くも彼女は昨年1年間の勝ち星を上回ってしまいました。
これで彼女の騎乗回数も、強い馬に乗る機会も増えることでしょう。
慢心することなく、ラフ・プレイに陥ることなく
飛躍して行って欲しいものです。
男性ばかりの社会で果敢に勝負を挑む藤田菜七子騎手に
声援を送り続けたいと思います。
(達人の舘 代表 橘市郎)

 

この週間、めまぐるしく社会の状況が変化しています。
27日に民進党の蓮舫代表が辞任したと思ったら、
続いて28日に稲田防衛大臣も辞任。
31
日には、森友学園の籠池夫妻が逮捕されました。
8
3日に内閣改造が行われますが、
こんなにめまぐるしく動く日々は異常ですね。
そのうえ、北朝鮮情勢やトランプ政権の混乱で外国も揺れています。

一方、高校野球の夏の甲子園大会、世界水泳、世界陸上など、
スポーツの世界は活気を呈し平和です。
「世界がスポーツ界と同じように
仲良くやっていけたらいいのになあ」と思うは私だけでしょうか?
こんな状況の中でも、私は普通に仕事をこなして行こうと思っています。

今月中旬から歌劇「魔笛」の稽古が始まります。
そして本番は2324日です。
ヴェルディ・サロン・ライヴは20日に、
バリトンの井上大聞さんが久々に帰って来ます。
10月中旬には14日に長岡京記念文化会館で行われる
「レ・フレール&京フィル」のチケットが売り出されます。
また、16日には、京都国際交流会館で
「上原まりが筑前琵琶で語る平家物語」を開催します。

世の中が如何にめまぐるしく変わろうとも、あたふたせず、
マイペースで自分に与えられた天職を全うすることが
一番大切だと考えています。
どうぞ今後とも「達人の館」をよろしくお願いいたします。

(達人の舘 代表 橘市郎)

 

7月24、25日と国会で「加計学園」の獣医学部新設問題について、
閉会中審査が行われました。
24日が衆院で25日が参院で行われたわけですが、
24日はほぼ全中継を見ていました。
これも大学を退任し、自宅に事務所を構えたお陰です。
思っていたとおり新しい展開はほとんどありませんでした。
野党の議員がいくら質問しても肝心なところになると
答える側は「記憶に無い」、「資料が残っていない」の一点張り。
24日に「加計学園の申請をいつ知ったか?」という質問に対し
首相が「1月20日」と答えたことについて矛盾を追及されました。

これまでの流れを見ていて、ほとんどの人は見当がついたと思います。
「奢れる者は久しからず」、「嘘が嘘を産む」
こうした言葉が真実であることを実感させてくれた2日間でした。
恐らく安倍首相が信頼を回復し、安倍1強が続くことは、もう無理でしょう。
といって民進党が政権を奪回することも考えにくいですよね。
次なるリーダーが誰になるのか、そしてその政策はどう変わるのか。
正しく混沌とした時代がやってきそうです。

世界情勢だって不安定そのもの。
こんな時こそ人類はどう行動するべきか?
などと正論を堂々と述べる偉人が出現して欲しいものです。
一人ひとりは、宮沢賢治のように隣人を愛し、
誠実に生きようと努力するしかないですものね。
「日本人は親切だ」、「日本人は正直だ」、「日本人は辛抱強い」、
「日本人は平和が好きだ」などと言われるように努力することが、
われわれ庶民には大切なのでしょうね。
今日は少し堅いブログですみません。

(達人の館 代表 橘市郎)

16日のヴェルディ・サロン・ライヴはお箏の市ノ瀬佳子さんの登場で、
部はご本人のオリジナル曲と宮城道雄さんの曲をソロで演奏。
部はフルート奏者の奥田裕美さんとの協演でした。
お箏だけの演奏は単調になるかもしれないと少し心配でしたが、
市ノ瀬さんのきりっとした演奏はまるで洋楽を聴いているような緊迫感があり、
さすが音大出身のプレイヤーという感じがしました。

部は、お箏とフルートの組み合わせがどうなるか興味津津でしたが、
フルートが尺八の役割をすると考えれば、
うまく行かないはずが無いと思っていました。
奥田さんはすでにヴェルディのライヴで実績を上げている方なので
大いに期待して聴いたのですが、結果は想像以上。
「春の海」はまるでドビュシーを聴いているような感じでした。
「シェルヴールの雨傘」にしても、
お箏の音がハープのように聴こえたりしてとても不思議でした。
最後に演奏された武満徹の「小さな空」などは
歌曲として作曲された作品ですが、イメージが広がり、
武満さんに一度聴かせたかったと思ったほどです。

よく、西洋音楽と和楽との違いが問題になりますが、
今日の演奏はその融合に対する、ひとつのヒントになると思いました。
お二人のジョイントはまたぜひ実現したいと思っています。
少し時間をおいて、新しいレパートリーを増やした後、
また帰って来て欲しいものです。
市ノ瀬さん、奥田さんありがとうございました。

さて、23日は指揮者としてもピアニストとしても活躍されている
坂口航大さんのピアノと京都市立芸術大学の3回生のカルテット
(オーボエ、ホルン、ファゴット、クラリネット)の競演です。
これも12日(日)に実現したジョイントですが、
ヶ月ぶりに新たなレパートリーを聴かせてくれます。
学生とはいえ、大変レベルの高い四重奏団と、
感性豊かな坂口さんのピアノを堪能してください。
お待ちしています。

(達人の館 代表・プロデューサー 橘市郎)

 

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