7月14日、大阪の新歌舞伎座で「島津亜矢公演」を見てきました。
昨年の公演にも行ったのですが、
演歌のみならず、ジャズやシャンソンも歌いこなしていたので、
感心をするとともにすっかりファンになっていたのです。


今年も芝居とショーの
2本立てでした。
芝居の方は山本周五郎原作の世話女房ものでしたが、
明るく元気な主人公が、健気さを発揮する様がごく自然に描かれ、
笑いと涙を誘っていました。
体型的にも藤山直美を思わせる雰囲気があり、
いいキャラクターだなと思いました。
ショーのトークでも、冗談を言っては自分で豪快に笑い飛ばすなど、
気さくさが目立ちました。
関西のファンには好感を持って迎えられる要素ですね。


ショーの方は、幕開きがなんと白いドレス姿で歌う
ミュージカルナンバーの数々でした。

「星に願いを」をからはじまった各ナンバーは立派なもの。
衣装チェンジした後ではジャズナンバーを歌ったのですが、
最後の「ニューヨーク・ニューヨーク」は素晴らしい出来でした。
着物に変わってからは北島三郎の「風雪流れ歌」を声量たっぷりに歌い
ご本人が聴いたらびっくりするだろうなという迫力でした。
浪曲調の演歌やお母さんを歌ったバラード風のオリジナル抜群でした


6月に私は「ちあきなおみ全集」を購入し、100曲以上を聴きました。
実にうまいなあと思いました。
完璧な音程、ジャンルを問わず自分のものにしてしまう感性、
何よりも歌詞の内容が鮮明にイメージされる歌唱法。
こんな人が姿を見せないなんて残念だなと思っていたばかりでした。

そんな時、島津亜矢の歌を聴いて
「ここにも達人がいた!」とつぶやいていました。
歌い始めて30年と言っていましたが、
彼女はまだまだこれからどんどん成長していく人です。
すでにメジャーな地位を確保している人ではありますが、
美空ひばりを越す積りで精進して欲しいと思いました。

「江藤ゆう子 昭和を歌う」の江藤さんも大いに刺激を受けていただき、
江藤さん独特の世界を築いて行って欲しいものです。
江藤さんにはその資質があります。
10
月の昭和30年代篇がますます楽しみになってきました。


プロデューサー 一般社団法人 達人の館  代表 橘市郎