今月日、ソプラノでイタリア在住の
藤井泰子さんと京都でお目にかかりました。

20
年来お付き合いしているバリトンの中村靖さんから電話が入り、

「教え子でイタリアで大活躍している女性を紹介したい。

イタリアの記念行事で歌うため、今京都 に来ている」とのこと。


中村さんは箱根湯本の老舗旅館のご主人でもあり、
京都のおいしいお店を良く知っている方なので、
「またおいしいものが食べられる」と喜び勇んで出かけました。


藤井さんのことは全く存じ上げていなかったので、

念のため事前に、ネットで調べてみました。

慶応義塾大学総合政策学部卒業後、日本オペラ振興会オペラ歌手育成部終了。

イタリア政府給費を得てボローニャ元王立音楽院で学ぶ、とありました。

「川越塔子さんが東大卒なら、藤井さんは慶応卒か、ヘー」

などと軽い気持ちでプロフィルをたどっていくと、

サルッツオのマグダオリヴェーロ・オペラ国際コンクール優勝。

その後ルーマニアやイタリアのオペラ劇場で

いろいろなオペラの主役を演じているんですね。

さらに驚いたことにはイタリアの国営放送局でコンサートやドラマに出演、

イタリア最高視聴率番組のレギュラー出演も努めています。


知らないということは不幸でもあり、幸福でもあるのですが、

さすがに私は勉強不足を恥じました。

多少緊張して初対面の挨 拶を交わした時、私はまた驚きました。

藤井さんは構えるところは全くなく、

まるで何十年来の友人と会うような自然体で話してくれました。

私は一瞬にして 「この人はいろいろな人生経験をし、

それなりの苦労と努力をされてきた方だ」と感じました。

中村さんも大病を患い、度の大手術を克服して生還しています。

私も一度挫折し、人生をやり直しています。

人は苦労話を笑いながら話すことが出来ました。

仕事を離れて時間あまり盛り上がりました。

翌日、藤井さんから、
「昨日はありがとうございました。

無事歌い終え、明日イタリアに戻ります。

お陰さまで、この夏、京都で行われるイベントに

また呼んでいただけそうです」

と電話が入りました。

「それは良かったですね、私も来年の月以降、

藤井さんのリサイタルを京都でやりたいと思っています。

来日された時に詳しいお話をさせてください」

「来年でしたら、私、福山の新市というところで歌います」

「えっ、新市は原爆が落ちた時、私と母、妹が疎開していたところですよ!」

東京空襲で焼き出された母と私、妹の3人は身寄りがなく、

遠い親戚を頼って、新市に行き、村の公民館に居候していました。


原爆が落ちた時村の青年団の方が救援に行き、

帰って来てから髪の毛が抜け落ちたのを子供心にはっきり覚えています。

新市と聞いたとき私は不思議な縁を感じました。

来年、藤井さんのリサイタルは必ず実現させるつもりです。

中村さんに報告したことは言うまでもありません。

皆さんもぜひ藤井泰子さんを検索してみてください。


話し変わりますが、今月27日の

「江藤ゆう子 昭和を歌うー昭和50年代編ー」は

14
時、17時の回とも完売となりました。

心よりお礼申し上げます。


次回の昭和60年代編は27日に、会場にて前売りをいたします。

当日、会場にお見えにならない方は、

達人の館 FAX075-708-8934

へ、お申し込みください。

29
日に折り返し確認の電話を入れさせていただきます。

達人の館 代表 橘市郎