達人の館がこの秋、春秋座で
アルゼンチンタンゴのコンサートを主催することになりました。
これは、業界の大先輩である
インターナショナルカルチャーの社長・松野正義さんが、
東京や横浜で数年前から行っている企画です。

松野さんとは35年以上のお付き合いですが、
そもそもは桑名正博と岩崎宏美が主演した
ロックミュージカル「ハムレット」の
制作を委託されたのが始まりです。
松野さんはお父様の代からこの世界で活躍されていて、
今や芸能界の生き字引とも言うべき人です。

まだ30代の私に
「あなたは自分で描いたイメージに沿って仕事をするタイプだから、
こちらでいちいち口出しをしない。
自分のやり方で責任を持ってやってほしい」
と言ってくれたことが忘れられません。

松野さんは中野サンプラザの担当者から厚い信頼を受けていて、
いくつかの企画を提供していました。
草刈清子さんという名物女性宣伝プロデューサーとの
二人三脚も功を奏していたようです。

草刈さんはマネージャーとしても才能を発揮し、
前田美波里他のタレントを育て上げました。
当時、日劇のミュージカルを制作していた私の仕事ぶりを見て、
松野さんに推薦してくれたようです。
ジョー山中、五十嵐麻利江コンビでの
「ハムレット」でもごいっしょし、すっかり意気投合。
麻雀やゴルフも良くやりましたが、
フェアプレイで楽しい方でした。

その松野さんが70歳を超えてから、
突然、昔好きだったタンゴのコンサートを始めたのです。
当初は多少苦戦していたようですが、
回数を重ねるうちにお客様が増えてきました。
タンゴの魅力を知っている年配の方たちが噂を聞いたのですね。
演奏者は逆に若手の実力あるミュージシャンが現れてきました。
今年に入っての盛会ぶりは大変なものです。松野さんから
「デュークエイセスのコンサートをやった達人の館に
ふさわしいものだと思うよ」と言われてみると
「そうかも知れない」と思ってしまいました。
おまけに、尊敬する菅原洋一さんも来てくれるし、
名古屋の名歌手なかにし陽子さんも参加してくれるというのです。
確かに達人の館が掲げるコンセプトにぴったりではありませんか。
京都という所とタンゴがどうかという一抹の不安はありますが、
これまで達人の館が企画した公演においでいただいた
お客様の期待を裏切らないことをお約束します。
どうぞ、チラシをごらんいただき春秋座にお出かけください。
                  (達人の館 代表 橘市郎)
  
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