昨日、今日とオペラ「セヴィリアの理髪師」の
オーケストラ合わせが行われています。
昨日が初日のキャスト、本日が日目のキャストと分かれての稽古です。

今回のオーケストラ編成は、シンセサイザーを入れず、
生楽器による室内楽編成となっています。
指揮者の奥村哲也さんが、全体をバランス良く間引き
17人のメンバーにまとめてくれました。

850人というキャパの春秋座には
むしろちょうど良い編成だと思っています。
それに合わせ、合唱も男性名の精鋭部隊。
これでしたらソリストたちもかえって歌いやすいはずです。
オーケストラ合わせを聴いていて、
大味な相撲を取る大型力士に対し、
スピードと技で 勝負する日富士や嘉風を思い浮かべたのは、
少し飛躍しすぎでしょうか?
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11月20日の稽古風景

オーケストラや合唱のメンバーは若い人たちですが、
一人一人のクオリティーが実に高いのに驚きます。
既成のオーケストラは確かに、慣れという か、
プロフェッショナルな力では上かもしれません。
でも、楽器を演奏する技術では少しも遜色はありません。

熱心で有能な指揮者が、彼らから引き出してくれ さえすれば
素晴らしい音と表現が生まれてきます。
日本人若手の演奏家のレベルはこんなにも上がっているのですね。

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時間近くの稽古でも、いやな顔ひとつ見せず
ソリストと一体になって、音楽を作っていく姿勢には、
いとおしささえ感じました。

春秋座が目指しているオペラには、
こういうミュージシャンの存在が欠かせません。
舞台上とオーケストラボックスとが
一体となってかもし出してくれるアンサンブルが今から楽しみです。

 (春秋座顧問プロデューサー・達人の館 代表 橘市郎)

 


         歌劇「セヴィリアの理髪師」全2幕