昨年66日 に書いた
イタリア在住のソプラノ藤井泰子さんに会いました
読んでいただいた方は覚えていてくださると思いますが、
私は、初対面ですっかり彼女の人柄と
オペラ歌手としての実力に惚れ込みました。
そして、長年プロデューサーをやって来た男の勘で、
リサイタルの開催を申し入れました。

川越塔子さん 村上敏明さんのリサイタルに続く
第3弾を実現する積もりでした。
ところが、春秋座開場15周年に行うオペラの演目を検討している時、
ビゼーの「カルメン」が浮上してきました。
私は藤井さんがオペラに興味を持ち始めたのは8歳の時、
お母さんが車の中でかけてくれた
オペラ「カルメン」を聴いたからだという話を思い出しました。
しかも、それはソプラノのマリア・カラスが歌っているものだったそうです。

カルメンは通常メッゾ・ソプラかアルトの歌手が歌いますが、
声質によってはソプラノが歌うこともあるのです。
「カルメンだったらぴったりの歌手がいる」と
私は藤井さんの話を公演監督の松山郁雄さんや
春秋座のスタッフにしました。

幸いなことに松山さんも昔、彼女と共演していて、
直ちに賛成してくれたのです。
物事が決まる時というのは案外こんなものなんですね。
あぁだ、こうだと揉めたりする時は、
余りいい結果が出ないことが多いのです。
かくしてリサイタルよりもオペラ出演の方を優先することになりました。

12月17日(土)と18日(日)の2日間、
春秋座にて行われるオペラ「カルメン」は
初日が藤井泰子さん、
日目が並河寿美さんの主演が決まりました。
エスカミリオに折江忠道さん、
ドン・ホセに角田和弘さんといったベテランも出演してくれます。
カルメン速報

藤井泰子さんは4月1516日 と京都に来てくれて、
雑誌「Leaf」と京都新聞の取材を受けてくれました。
内容はいずれ掲載された時ご紹介しますが、
いずれも話が弾み、予定時間が大幅に伸びました。

「Leaf」では街中の写真まで撮っていただきました。
それだけ魅力があったということでしょうか?
藤井さんは劇場のスタッフからも好感を持って迎えられ
各担当者がやる気を起こしてくれています。
苦労人の藤井泰子さんが演じるカルメンが
どんなものになるのか楽しみです。

P4150501

















ひとつだけ新情報を。

来年1オペラ「アンドレア・シェニエ」の作曲で知られる
ウンベルト・ジョルダーノの名前を取った記念劇場で上演される
オペレッタ「Scugnizza」の主役に藤井泰子さんが決まりました。
フォッジャという市にある由緒ある劇場での公演ですが
ナポリ訛りの悪ガキ娘を演じます。

女優としての演技力も買われたようです。


春秋座の「カルメン」は9月下旬頃チケットが発売されます。
ぜひご来場ください。


   (達人の館プロデューサー・春秋座顧問プロデューサー 橘市郎)