723日〔土〕に岡崎のNAM HALLで行われる
夏山美樹 京都初コンサート」は出足は好調だったのですが、
ちょっとチケットの動きが止まってしまいました。

夏山美樹さんは、幾多のスターを輩出した
日本テレビの「スター誕生!」で
片平なぎささんと同時優勝した逸材ですが、
アイドル路線に飽き足らず、ミュージカルやジャズ、
芝居に挑戦する道を選び、40年以上歌い続けてきた達人です。
ご主人はアニメの映画監督として数々の名作を生み出している
杉井ギサブローさんで、
今年も「あらしのよるに」がまもなく公開されます。

今回のコンサートが実現出来たのは、
いろいろな偶然が重なったのですが、
その経緯はチラシの裏面に載っています。
しかし、文字が余りにも小さく目立たないので、
読んでくださった方はほとんどいないようです。
私の身近な人たちも
「えっ、そうだったの? 気がつかなかった」というほどです。
そこで、その部分を改めてこの欄でご紹介したいと思います。
どうぞ、お読みいただいて、「神様の思し召し」としか
言いようのないこのコンサートにお出かけください。





                   神様の思し召し

夏山美樹さんと初めて会ったのは、40年も前になります。
数多くのスターを輩出したNTVの 「スター誕生」で
片平なぎささんと一緒に優勝し、
徳間ジャパンからデビューしたものの、
アイドル路線に飽き足らず、
劇団に入ったり、ジャズやミュージカルに興味を持って
将来を模索していた頃です。

私は会った途端、自分がやっていた小さな制作会社で
マネージメントをしたいと申し入れました。
素質を感じたからです。
親しくしていた萩本欽一さんに番組への出演を依頼したり、
自分が制作するミュージカルに抜擢したり、
古巣の東宝ミュージカルに出してもらったりしているうちに、
彼女はどんどん力を付けていきました。

コンサートも実現したし、
一流ホテルのラウンジでも歌えるようになりました。
映画にも出演しました。
ところが23年前、私のやっていた制作会社が倒産。
夏山美樹さんは一人で歌手活動を続けていかねばなりませんでした。
結婚、子育てを経験しながらも、彼女はずーっと歌い続けていたのです。
年前、私はある会で彼女の歌を20年ぶりに聴きました。
巧みなトークを交えながら、
誰でも知っているナンバーを数曲披露したのですが、
そのいぶし銀のような歌唱に胸を打たれました。
歩んだ人生を何一つ無駄にせず吸収したしなやかな歌唱。
いつか彼女のコンサートをやりたいという思いが沸いてきました。

一方、私は2年前に達人の館を発足することができました。
20年ぶりに彼女の歌を聴けたこと、
年前に達人の館を立ち上げられたこと。
この二つが重なり、このコンサートを実現出来たのは、
まったく「神様の思し召し」としか言いようがありません。
彼女の歌う映画音楽やスタンダードナンバーの数々は、
きっと皆様を満足させてくれると信じています。

 (達人の館 プロデューサー 橘市郎)