31日、大阪フェスティバルホールで
「ザ・ピアニスト」という公演がありました。
辻井伸行、加古隆、レ・フレールの共演ということで2800の客席は満席。
ホールや劇場が満席というのは気持がいいものですね。

この会場が新しくなってから初めて行ったのですが
想像以上に豪華で、音響も良かったです。
実はこの日、私は鑑賞のためというよりは
レ・フレールの伊藤プロデューサーのご好意で、
10日に春秋座で開催される
「レ・フレール スペシャルコンサート」のチケットを
会場で即売させていただいたのです。


開場前と休憩時間までは枚しか売れなかったチケットが
終演後には40枚も売れました。
もう残り少ないこともあり、
後方の席にもかかわらずこれだけ買っていただけたのは
最後に登場したレ・フレールの演奏に感動したからだと思います。
やはり実際に聴いてみないと彼らの凄さ、
楽しさは分らないのでしょう。
部のレ・フレールが登場する前に、伊藤さんが
「レ・フレ-ルのコーナーとアンコールは
ぜひ客席で聴いてください」と席を取ってくださいました。
「即売の方はエスカレーターを降りた階に移ってやりますので、
最後まで聴いていただいて大丈夫です」と言われ、
ご好意に甘えることにしました。
レ・フレールの演奏が始まるや、
それまで比較的静かに聴いていたお客様が手拍子を始めました。

会場全体が熱気に包まれ、
まるでライブ会場の様な雰囲気になりました。
でも、スローテンポのバラードになると
水を打ったように静かになるのです。
「盛り上げる」「静かに聴かせる」。
この2面性こそレ・フレールの真骨頂なのでしょうね。

アンコールには何と加古隆さんが
辻井伸行さんをエスコートして登場。
台のピアノを使って合同演奏を聴かせてくれました。
それぞれ個性を持ったアーチストがお互いの才能を認め合い、
お互いの音を聴きながら演奏する姿に、胸を打たれました。

人間同士が殺しあっている現実が信じられない、
人間同士の愛に満ちた交流。
音楽には、世界を平和にする力があると
希望がわいてくる時間でした。

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即売のために出かけた私に、
思いがけない感動をもたらしてくれた
4人のアーチストに感謝したいと思います。
そして、この演奏を聴く機会を与えてくださった
伊藤プロデューサー、ありがとうございました。
10日、春秋座にてお待ちしています。

このブログを見ていただいている皆様、
ぜひレ・フレールのコンサートをお見逃しなく!
チケットの残りはわずかです。

(春秋座 顧問プロデューサー・達人の館 代表 橘市郎)


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電 話  075-708-8930
FAX  075-708-8934