昨日、春秋座で
「鼓童」の演奏会を聴いてきました。
春秋座でぜひ「鼓童」の演奏会をやりたいと思った時、
間に入ってくれたのが「達人の館」の
ホームページを管理してくれている佐藤和佳子さんでした。
ご主人が「鼓童」の主要メンバーだったんです。
プローデューサーの西村さんを紹介していただき、
話はとんとん拍子に決まりました。
それ以来毎年のように春秋座で公演が行われています。
玉三郎さんが演出を担当されるようになった
最初の年が第1回だったと思います。
従来の鼓童とは一風変わった内容が、賛否両論の感想を産みました。
何かを変えようとする時、いろいろ抵抗があるものですが、
それこそが変革の宿命なのです。
久しぶりに接した昨日の「鼓童」は
見事に玉三郎さんの意図が生かされていました。
パワフルな音でぐいぐい人を引き付けていた旧来のスタイルから、
強弱や間を大切にして
変化をつけるという試みが結実したように思えました。
視覚的にも照明や衣装で
いくつか雰囲気を変える工夫がなされていました。
ここぞというポイントに男性の肉体美を見せるなど、
かえって効果を挙げていたと思います。
銅鑼やティムパニーといった楽器との融合も新鮮でした。
ピアニッシモからフォルティシモという盛り上げも有効でした。
和太鼓を中心とした演奏は何と言っても音楽なのです。
ただ力ずくで太鼓をたたくのではなく、
時には作曲家の譜面を基に演奏するといったことも必要です。
そういった意味で意欲的な姿勢もうかがえました。
ただ、欲を言えば繰り返しが多く、
あと全体で10分短くすれば、
もっとテンポが出たのではと思いました。
休憩時間に、ばったりプロデューサーの西村さんと出会いましたので、
成果を褒めるのと同時に
「東京オリンピックのオープニングは鼓童がぴったりですね」
というと
「われわれが売り込んでも駄目なので、声高にご喧伝ください」
と言われました。賛成な方は、折りあるごとに
「東京オリンピックのオープニングは鼓童がいい」
と言ってあげましょう。
さあ、いよいよ今週末は
「レ・フレール スペシャルコンサート」。
同じ打楽器でも随分違いますが、
盛り上がることにかけては負けません。
20枚程度の残券、早い者勝ちですよ!
(達人の館 代表 橘市郎)
春秋座でぜひ「鼓童」の演奏会をやりたいと思った時、
間に入ってくれたのが「達人の館」の
ホームページを管理してくれている佐藤和佳子さんでした。
ご主人が「鼓童」の主要メンバーだったんです。
プローデューサーの西村さんを紹介していただき、
話はとんとん拍子に決まりました。
それ以来毎年のように春秋座で公演が行われています。
玉三郎さんが演出を担当されるようになった
最初の年が第1回だったと思います。
従来の鼓童とは一風変わった内容が、賛否両論の感想を産みました。
何かを変えようとする時、いろいろ抵抗があるものですが、
それこそが変革の宿命なのです。
久しぶりに接した昨日の「鼓童」は
見事に玉三郎さんの意図が生かされていました。
パワフルな音でぐいぐい人を引き付けていた旧来のスタイルから、
強弱や間を大切にして
変化をつけるという試みが結実したように思えました。
視覚的にも照明や衣装で
いくつか雰囲気を変える工夫がなされていました。
ここぞというポイントに男性の肉体美を見せるなど、
かえって効果を挙げていたと思います。
銅鑼やティムパニーといった楽器との融合も新鮮でした。
ピアニッシモからフォルティシモという盛り上げも有効でした。
和太鼓を中心とした演奏は何と言っても音楽なのです。
ただ力ずくで太鼓をたたくのではなく、
時には作曲家の譜面を基に演奏するといったことも必要です。
そういった意味で意欲的な姿勢もうかがえました。
ただ、欲を言えば繰り返しが多く、
あと全体で10分短くすれば、
もっとテンポが出たのではと思いました。
休憩時間に、ばったりプロデューサーの西村さんと出会いましたので、
成果を褒めるのと同時に
「東京オリンピックのオープニングは鼓童がぴったりですね」
というと
「われわれが売り込んでも駄目なので、声高にご喧伝ください」
と言われました。賛成な方は、折りあるごとに
「東京オリンピックのオープニングは鼓童がいい」
と言ってあげましょう。
さあ、いよいよ今週末は
「レ・フレール スペシャルコンサート」。
同じ打楽器でも随分違いますが、
盛り上がることにかけては負けません。
20枚程度の残券、早い者勝ちですよ!
(達人の館 代表 橘市郎)