10日に春秋座で行われた
レ・フレール スペシャルコンサート」は
ほぼ満員の盛況でした。
800人近い人が入ったので、反響板のない春秋座で
生のピアノの音がきちんと伝わるかどうか
心配したスタッフもいましたが、
全く問題ありませんでした。

むしろ繊細な音が、
ベーゼンドルファー独特の重厚さを引き立たせていました。
お客様からも生音の素晴らしさを賞賛して頂きました。
もちろん教会のような響きはありませんが、
春秋座の音響の良さが再確認されてうれしかったです。

京都のお客様はシビアと言うか、冷たいと言うか
余り盛り上がらないと言われていますが、
この日ばかりは違っていました。
ブギウギのリズムが聴こえてくると
手拍子が巻き起こり会場全体がひとつになりました。
お二人が喋り始めると一息つくのですが、
乱れた呼吸を整わせつつ、
もそもそと喋る朴訥な感じがたまりません。
お互いが相手を立てようと気遣っている様子が伝わってきました。

静かでメロデイックな曲や
沖縄らしい旋律もアクセントになっていました。
レ・フレールの魅力はクラシックとしても
充分高いクオリテイーを持ちながら、
楽しく聴けるという事でしょう。
10代から80代のお客さまが一緒に盛り上がれるということは
素晴らしいことだと思います。

レ・フレールのお二人とスタッフのみなさま、
開場15周年に相応しい演奏をありがとうございました。
そして会場をいっぱいにしてくださったお客様、感謝、感謝です。
これからも春秋座と達人の館をよろしくお願いいたします。

(春秋座顧問プロデューサー・達人の館代表 橘市郎)