昨日、パソコンを開いていたら
「栄光のグループサウンズ大全集―CD10巻」の
広告が盛大に載っていました。
ザ・タイガース、ザ・スパイダース、ザ・ワイルドワンズ、
ザ・テンプターズ、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、
ザ・ジャガーズ、寺内タケシとバニーズなど
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組のグループの曲が200曲入っている、
文字通り大全集が発売されるそうです。

     
          写真:株式会社ユーキャン HPより

「そうです」というのは人事のようですが、

実は20日に私は東京ステーションホテル内の
喫茶店で取材を受けていました。
突然、東音のIさんから電話をいただき、
この大全集を発売するに当たって、グループサウンズ全盛の時に、
日劇ウエスタン・カーニバル」の舞台監督をしていた方に、
舞台裏の話を聞きたいということでした。

確かにその時代、私は20代後半で舞台監督をしておりました。
ウエスタン・カーニバルを担当していたこともまぎれもない事実です。
しかし、それはもう45年以上も前のことです。
ウエスタン・カーニバルを立ち上げた
名演出家の山本紫朗先生は亡くなっているし、
後継者の松尾准光さんも体調がすぐれないとなると
私なのかなと思いつつ、その依頼を引き受けたのです。

「それにしても、京都在住の私から話を聞くということは
京都までいらしてくださるんですか?」と訊ねると
「新幹線代を用意しますので、
出来たら東京でお話を伺えませんでしょうか?」ということです。
I
さんは取材の謝礼の件まで丁寧にお話してくれました。
その誠意ある応対に私は応えることにしました。
45年前の記憶を整理して東京に出かけたのですが、
喫茶店に着くとⅠさんの他にライターのNさん、
発売元のMさんもいらっしゃいます。
これは大ごとだぞと思いながら約時間取材を受けました。

あの時、10月頃発売と聞いたような気がしていましたが、
もう完成したのですね。インタビューの内容はここでは書きませんが、
日本の洋楽史上、センセーショナルな話題を巻き起こした
グループサウンズをこのような全集にまとめられた熱意に敬意を示し、
感謝をしたいと思います。
あの頃、青春を発散していらしたご婦人も
今や60歳を越えられているはずです?
本当に「光陰矢の如し」ですね。

(達人の館 代表  橘市郎)