10日、「レ・フレール スペシャルコンサート」が行われた日に、
Verdiというコーヒーショップが
京都造形芸術大学の1階にオープンしました。
Verdiは下鴨に本店がある知る人ぞ知るコーヒーの名店です。
大階段のすぐ南側にある展示スペース跡に出店したため、
10日は春秋座に見えた方でいっぱいだったようです。

こちらのオーナー続木義也さんは
進々堂の社長 続木創さんの弟さんです。
進々堂の社長さんには春秋座オペラで協賛していただき
大変お世話になりましたし、
下鴨本店には何回かお邪魔していたので、ご挨拶したところ、
「ここにはピアノもありますし、
天井も高いので何か催し物をしたいのですが、
アイディアをいただけませんか?」と言われました。
「ここの響きならマイクなしでも行けそうですね。
ちょっと考えてみます」と言って日後に
Verdi サロン・ライブのご提案」を出させていただきました。
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大学の中にある劇場として、春秋座があるように、
大学の中にあるコーヒーショップとして位置づけること。
音楽学科がない芸術大学として、
音楽家を目指す若いアーチストが演奏できる場所を提供すること。
ギャラではなく入場料収入をある比率で店と出演者で分け合うこと。
時にはジャズやポップスなどジャンルにこだわらずプログラムを組むこと。
タイミングや志によって若手ミュージシャンと同じ条件で出演してくれる
ビッグアーチストも歓迎すること。
などのコンセプトをお伝えしたのです。
すると日で「これでぜひお願いします」と
ご連絡をいただきました。

とんとん拍子に話が進み、
2016年度は1113日(日)、1126日(土)、1223日(祝)の3日間、
試験的に開催することになりました。
私の頭の中には堀川音楽高校から
ストレートで東京芸術大学の声楽科に入学し、大学院に進学した
井上大聞さんの存在が浮かんでいました。
彼は稀に見る美声で、高校の卒業演奏会、有志による若手演奏会
そして京都芸術祭のデビューコンサートと
圧倒的な存在感を示していました。
大学院でも数多くのオペラに起用され、
将来を嘱望されるバリトン歌手です。
こういう人が多くの人に認知されるためには、
コンサート活動だけではなく身近にお客様と接し、
その素晴らしさをアピールする必要があると私は思っていたのです。
彼は東京に住んでいますが、
12
23日には京都に戻ってくるということを聞き、
声をかけたところ出演を快諾してくれました。

次に、これからの事もあり、彼と共にデビューコンサートで
才能を示していたヴァイオリンの冨家聖香さんを紹介してもらい、
出演を依頼したところ、彼女も喜んで参加してくれることになりました。
彼女は1113日に登場してくれます。
お二人ともお若いので、1126日は無理を言って
「江藤ゆう子 昭和を歌う」で御馴染みの江藤ゆう子さんに
友情出演していただくことにしました。
彼女には、今回はシャンソンやジャズ、
ポップスなどを中心に歌っていただきます。

あっという間に、今年度3回分のラインアップが決まったのも
続木オーナーの決断と出演を快諾してくれたアーチストの皆さんのお陰です。
おいしいコーヒーやケーキをいただいた後、
素晴らしいアーチストの演奏をぜひ楽しんでいただきたいと思います。

詳細については
Verdi 075-746-4310 にお問い合わせください。

10
日後くらいにはチラシも出来ていると思います。
フライング気味の情報でした。

(達人の館 代表 橘市郎)