以前ご紹介した「ヴェルディ サロン・ライヴ」が
いよいよ1113(日)に初日を迎えます。
これに先立ち(火)に冨家聖香さんが音響テストを兼ね、
伴奏者の藤田菜央さんと音合わせをしました。

カフェという会場で、どんな響きがするのか、
隅々まで生音が届くのかといささか心配もありましたが、
予想以上にいい響きがして、
どこで聴いてもきちんと音が届くので安心しました。
天井が高いために、以前は響き過ぎの感じがあったのですが、
椅子やテーブルが入ったことによって、音が落ち着きました。
また、通路側の壁面を半分で止めたのも、
響きの上で効果があったようです。
これならコンサートホールにも負けない、
いい生音が聴けると思います。

回目がヴァイオリンというのも音響効果を味わうのにぴったりです。
冨家さんの演奏は感性豊かで、
ヴァイオリンの音色が何ともいえない温かさを持っています。
かと思うとあの細いからだからなぜ?というくらい
迫力のある音が奏でられます。
テクニックだけけでしたら、ほかにも才能ある人はいるでしょうが、
これほど、心のこもった演奏をする若手のヴァイオリニストに
出会ったことはありません。
お客様がどんな反応を見せてくれるか楽しみです。

伴奏の藤田さんも冨家さんとの息がぴったりで、
時々適切なアドヴァイスを送っていました。
仲が良くお互いに相手を信頼している雰囲気が伝わってきました。
評判のおいしいコーヒーに素敵なヴァイオリンの演奏をぜひお楽しみください。

サロン・ライヴが来年以降も続けられるかどうかは、
今年行われる回の成果にかかっています。
どうぞよろしくお願いいたします。

コンサートの内容はこちら


ヴェルディ


(達人の館 代表 橘市郎)