25日の「―日劇―それぞれの物語」に
参加してくださったお客様、ありがとうございました。
ゲストの真島茂樹さんが、日劇のダンサー時代と違って雄弁になり、
お客様を笑わせてくれたのには驚きました。
しかも、オプションとして「マッケン・サンバ」の振りを
お客様に伝授してくれたので、会場は大いに盛り上がりました。
「さよなら日劇」の記録映像を
食い入るように見てくださったお客様の中には、
涙を流されている方もいらっしゃいました。

私自身、この3月いっぱいで、
京都造形芸術大学との契約が切れることもあり、
思い出深いイベントとなりました。
貴重な資料の掲示、照明、音響のこだわりなど、
細かい配慮をしてくれた財団の武邑さんをはじめとする
スタッフの皆さんに感謝したいと思います。

京都造形芸術大学の中に春秋座という劇場が出来るということで、
3代目市川猿之助先生に声をかけていただき
京都に移り住んでから16年。
途中年間は東京に戻っていたものの、あっという間でした。
結局、京都の魅力に取りつかれ、
退職後も京都に留まることにした私ですが、
猿之助先生に送っていただいた「一生現役」の色紙を励みに、
これからも頑張りたいと思います。
どうぞお力添えのほどをよろしくお願い申し上げます。

不思議なもので、退職直前になって、
京都に移り住む前まで原稿を書いていた
日本中央競馬会発行の雑誌『優駿』より原稿依頼をいただきました。
4月25日頃発行の「優駿」をぜひ見てやってください。
引越し、大学退職を機に講演などもやっていくつもりです。

明日は春秋座で「都をどり」のゲネプロを拝見しますが、
春秋座もいよいよ全国区の劇場になりそうですね。
うれしい限りです。
(達人の館 代表 橘市郎)