川越塔子さんから日のリサイタルの全曲目をいただきました。
アーチストによっては、当日までプログラムを
発表しないでほしいという人もいますが、
川越さんの場合はそんなことにこだわる人ではないので、ご紹介しましょう。

グノー「ロメオとジュリエット」夢に生きたい
 Gounod <Roméo et Juliette> Je veux vivre

オッフェンバック「ホフマン物語」オランピアの唄
 Offenbach <Les contes d'Hoffmann> Chanson d'Olympia 

マスネ「マノン」ガヴォット
 Massenet <Manon> Gavotte
 

マスネ「エロディアード」甘く優しく 
 Massenet <Hérodiade> Il est doux, il est bon 

ピアノソロ プーランク 即興曲15番「エディット・ピアフを讃えて」

 Poulenc Improvisation n.15 <Hommage à Edith Piaf>
 

プーランク「ティレジアスの乳房」いいえ旦那様 
 Poulenc <Les mamelles de Tirésias> Non, monsieur mon mari 

団伊玖磨「夕鶴」あたしのだいじな与ひょう

プッチーニ「蝶々夫人」ある晴れた日に 

 Puccini <Madama Butterfly> Un bel dì vedremo


可愛い坊や 
 Tu, piccolo iddio
 

ピアノソロ ドビュッシー「月の光」 
 Debussy <Clair de lune>
 

ヴァイル「ヴィーナスの接吻」愚かなハート 
 Weill <One touch of Venus> Foolish heart
 

メノッティ「泥棒とオールドミス」私を盗んで 
 Menotti <The old maid and the thief> Steal me, sweet thief

バーンスタイン「キャンディード」きらびやかに着飾って 
 Bernstein <Candide> Glitter and be gay

回目のリサイタルから、全編オペラのアリアで
プログラムを組むことにしていますので、
約束どおりではありますが、さすが川越さんとびっくりしています。
今回はフランス語をはじめとして、イタリア語、英語、日本語と
カ国のアリアが歌われます。
日でこれだけの歌詞を良く歌われると驚嘆してしまいます。

アリアは食事に例えればメインディッシュですから、
少し重すぎると心配する方もいらっしゃるかもしれません。
でも、川越さんの軽妙なトークとアンコールが
デザートの役目を果たしてくれるはずです。
川越さんの声はキンキンしたものではなく、
共鳴に富んだ心地よい美声なので聴いていて決して疲れません。

初めて京都で「夕鶴」のおつう役を歌ってくれた時から年、
今や日本を代表するソプラノ歌手となった
川越さんのリサイタルをお見逃しなく!

(日)開演15時、会場は上桂の青山音楽記念館です。 

(達人の館 代表 橘市郎)