都議会議員選挙の結果、自民党が惨敗しました。
直前になっていろいろと自民党国会議員の
不祥事が重なったこともあり、当然の結果と思います。
でも、この結果をもたらしたのは主に高齢者層と女性層であり、
中間年齢層特に男性層では相変わらず自民党への支持率が高いようです。

現在、自分が置かれている立場を考えながら
物事を判断しなければならないということでしょうか?
人は一人では生きていけないことは確かです。
でも、いろいろなしがらみから素朴な正義感を守れなくなるのは悲しいですね。
「身内には甘く、他人には厳しい」では、良い政治が出来ません。
どの党が政権を担おうとも、人格の優れた公明正大な方に
首相を務めていただきたいと願っています。

危険いっぱいな世界情勢を見るにつけ、
本当に人類の平和のために尽くしてくれるような
偉人の出現を願わないではいられません。
翻って自分自身はどうすればよいかと考えた時、
「清く、正しく、美しく」と教えてくれた
恩師、小松周一先生の事を思い出しました。

先生は小学校の年間を通して担任をしてくれました。
校長を経て、退任後は幼稚園の園長さんを勤めたりしましたが
お子さんに恵まれず、奥様に先立たれてからは不遇で、孤独死をされました。
でも、教え子たちは77歳になった今でも
先生の人柄を慕って年に度集まっています。
温厚ながら、間違ったことに対しては厳しかった小松先生のような人格者こそ、
教育者に相応しい方だと思っています。
先生の教えを今一度思い起こしたいと思います。
「初心に帰れ」ということでしょうね。

(達人の館 代表 橘市郎)