714日(月)、大阪で、レ・フレールの弟さんである斎藤圭土さんが
アクセル・ツヴィンゲンヘルガーさんと
ヴギウギの演奏会を開催しました。
ツヴィンゲンヘルガーさんは圭土さんの先生でもある人なので
興味津津で出かけていきました。

会場は難波の大阪シティエアターミナルOCAT近くにある
フラミンゴ・アルージャ。
レストラン・シアター風のライヴ・ハウスで天井が高く、
大きなシャンデリアが印象的でした。
食事が終わった頃、お二人が登場。
ツヴィンヘルガーさんは100キロはあろうかと思われる体格で
身長も高く迫力満点です。
でも、マッシュルームのような髪型が個性的で、
愛嬌のある表情に親しみを覚えました。

二人が並んでお辞儀をした時、
私は何となく弁慶と牛若丸を連想していました。
演奏が始まると先生の重厚なリズムに乗って
圭土さんがシャープなオブリガートを右手で奏でます。
それは弁慶と牛若丸が剣術の稽古をしているような感じを抱かせました。

もともとブギウギはアドリブで演奏されていたようですが、
息の合った対象的な二人が顔を見合わせながら、
アップテンポで盛り上げていくと、
いつしか客席も手拍子を打ち、声を発していくのでした。
前半30分、後半40分あっという間の時間でした。
特に圭土さんのオリジナルはクラシックの基盤を感じさせ、
ともすると単調になりがちなブギウギとは違う
メロディーの華麗さが光っていました。

彼は作曲家としても素晴らしい才能の持ち主であることを再確認しました。
来年早々長岡京で京フィルと共演する
「レ・フレール・スペシャル・コンサート」が益々楽しみになってきました。
お兄さんの守也さんも独自の世界を追及しながら、
弟さんとコンビを組むときは「レ・フレール」として
息の合った絶妙な演奏を聴かせてくれます。

皆様、来年の1月14日をメモして置いてください。
長岡京でお待ちしています。

(達人の舘 代表・プロデューサー 橘市郎)