9月18日、台風一過の秋晴れの日にオペラ「魔笛」の舞台稽古が行われました。
今年は月に日間、春秋座での稽古はあったものの、
ほとんど大阪、兵庫での稽古だったためなかなか立ち会えず、
スタッフ、キャストとも久しぶりの再会でした。
照明、衣装は地明かり、稽古着でしたが
舞台装置は本番どおり仕込まれた中での稽古。
柴田隆弘さんと学生が作り上げたユニークな立体的なセットは
スタッフ、キャストにやる気を起こさせるものでした。
歌も台詞もほぼ仕上がっていて、稽古の厳しさが伝わってきました。
公演監督の松山郁雄さん、演出の三浦安浩さん、
指揮者の大勝秀也さんを始めとする
スタッフの献身的な働き振りが伝わってきました。

主役クラスの充実した歌唱、演技は当然ですが、
私が特に感心したのは、組の侍女と童子の活躍ぶりです。
お互いが初日組みと2日目組に負けまいとする、
いい意味でのライバル意識をむき出しにして、
切磋琢磨している姿は清々しさを感じさせました。
侍女組みは、もともと歌唱力があるメンバーが揃っていますが、
緻密なアンサンブルといい、
一人ひとりのキャラクター作りに工夫のあとが見え、
奥行きのある侍女トリオとなっていました。

童子組みは、これがオペラ歌手? と
目を疑いたくなるような躍動感溢れる動きをしています。
ミュージカル・タレントのようなオペラ歌手たちの
出現といっても過言ではありません。
もちろん歌唱はしっかりしたオペラ歌手のものです。

幕が上がる前に余りほめてはいけませんが、
この2組のアンサンブルの活躍が
他の役の人たちに刺激を与えているのは事実です。
もう5日もしないうちに初日の幕が上がりますが、
オペラ・ファンのみならず、オペラが初めての人にも楽しく
聴いて、見ていただける作品になることは間違いありません。
当日売りも若干ございますのでぜひお見逃し無く。
今までの「魔笛」では見られなかった溌剌としたエンターテインメントです。
それにしてもモーツァルトの音楽は美しいですね。

(達人の舘 代表 橘市郎)
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9月23日(土)14:00 S席は完売
  24日(日)14:00
春秋座(市バス上終町京都造形芸術大学前)
 S席 一般 10000円
 A席 一般 8500円
 学生&ユース席 3000円(座席範囲指定)