2月17(土)の京都新聞の夕刊で
元宝塚の上原まりさんが大きく取り上げられました。
彼女は宝塚時代、あの名作「ベルサイユのばら」で
マリー・アントワネット役を演じましたが、
退団後は筑前琵琶の演奏者として活躍してきました。

しかし、2011年心筋梗塞を発症、
名医天野篤教授の手術のお陰で一命を取りとめたものの、
6年間は演奏会からも遠ざかっていました。
復活を果たしたのが昨年の10月、東京の博品館劇場での公演でした。
待ち焦がれたファンが応援に駆けつけてくれて大盛況だったそうです。
彼女の地元が神戸であることから、今度はぜひ関西でということになり、
3月16(金)京都市国際交流会館での公演が決まりました。

上原まりさんは病に倒れる前は
京都造形芸術大学の「日本芸能史」という公開講座の中で、
筑前琵琶を紹介していましたし、
送り火の日には野外能舞台での演奏もされていました。
ぜひ、彼女の復活公演にご来場いただき、
旧交を温めて欲しいと思います。
※詳細は最後に記載しております。



自宅での作業をしていると、
どうしてもオリンピックの模様が気になり、
テレビの前に移動してしまいます。
17日に羽生結弦選手が、
18
日に小平奈緒選手が続いて金メダルを取りましたが、
こんなことはめったにないことですよね。

もちろん羽生選手の連覇と病を克服したガッツは素晴らしいものです。
そして、その演技も魂のこもった神業とも言いたいようなものでした。
しかし、それ以上に私を感動させたのは、
小平選手の優勝もさることながら、
レース後の彼女の行動の数々でした。
まず、レース直後好タイムに熱狂する観衆に、
静かにするよう唇に指を添えて訴えたしぐさ。
次に走るライバル李相花選手の
集中力を阻害しないようにとの配慮でした。
そして、結果が出た後泣き崩れるライバルを労わる優しさ。
もともと友情で結ばれていた相手とはいえ、
この思いやりは勝敗以上に私を感動させました。

オリンピックの終局の目的はスポーツを通じて
人類が慈しみ会うことだとすれば、
小平選手のこの行動こそ、お手本だと思ったのです。

猜疑心だらけの政治の世界。
駆け引き、だましあいの国際関係。
そんな中で、人間の良心や温かい愛を感じさせてくれる美しい風景でした。
小平選手、本当にありがとう。
小平選手が見せてくれたこういう風景こそ、
オリンピックに相応しいものとつくづく思いました。

(達人の館  代表 橘市郎)

 


16日(金)筑前琵琶 上原まり平家物語を語る

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場所:京都市国際交流会館 イベントホール アクセス

●昼の部 13:00
『平家物語』より 祇園精舎、入道死去、敦盛最後、壇浦合戦、ほか

●夜の部 17:00
『平家物語』より 祇園精舎、小泉八雲『怪談』より 耳なし芳一、雪女、ほか
※演目は変更になる場合もございます。ご了承ください。

料金:各回3500円 未就学児入場不可

お問い合わせ
達人の館
TEL 075874-5931、FAX 075874-5932