6月24日のヴェルディ・サロン・ライヴは
テノールの井藤航太さん、
メゾ・ソプラノの高橋未来子さん、
そしてピアノの武田麻里江さんが出演してくれました。
東京からのご出演でしたが、さすがに迫力の一晩でした。

声楽のお二人はこのキャパではもったいないほどの声量で、
オペラの醍醐味を満喫させてくれました。
井藤さんは余計な力みが取れ、本当にいいテノールになりました。
これなら春秋座の「蝶々夫人」も大成功間違いないと思いました。
高橋さんも数少ないメゾ・ソプラノの有望株を思わせる逸材でした。

サロン・ライヴとしては、これ以上考えられない
満足感溢れる一夜だったと思います。
こんな贅沢なライヴを聴くとたまらないですね。
お二人のこれからを、心から楽しみにしていたいと思います。


6月20日から22日は東京の会議でしたが、
妻や娘のお陰で無事役目を果たしてきました。
糖分を抑えたおいしいお弁当や満員電車対応のお陰で
すっかり自信をつけて帰って来ました。
でも、余り調子に乗らないよう気をつけます。

それにしても東京の活気はただものではありませんね。
ぼやぼやしていると突き飛ばされそうです。
京都に着くとほっとする気持ちは以前よりも強くなったようです。
京都のゆったりしたところは、何時までも残したいものですね。

最近は暗い事件が多いような気がいたします。
もちろんサッカーをはじめとするスポーツの明るい話題もありますが、
総体的に残酷な事件が多いようです。
素朴な地方にも都会の冷たさを感じさせるような事件が起こっています。
愚直なほどのやさしさや、人を疑わない
日本人のおおらかさは何処へ行ってしまったのでしょう。
嘘をついたり、人をだます風潮が蔓延しているのは何故でしょう。
この責任の一端は政治家にあるような気がしています。
基本的には人間は正直であることが大切なのでしょうね。
(一般社団法人 達人の館  代表 橘市郎)