先週はプライヴェートのことを書きましたが、
同時進行のように九州地方、四国地方、中国地方、
関西地方などに、大雨の被害が出ました。
天災とはいえ、各地にもたらされた被害は想像を超えていました。
特に広島県、岡山県の被害はひどいもので、
こんなことが実際に、わが身に起こったら
どう対応したらいいか、全く分からない程の物でした。

あの水害を見ていると、2階まで水が上がってくる恐怖は
体験したものでなければ分からないと思います。
被害の大きかった地域には知り合いも多かったので、
今も心配で安眠できません。どうか1日も早い復興を祈るばかりです。

こんな時には自分がいかに無力であるかを知らされます。
消防団員や自衛隊のみなさん、そして多くのボランティアのみなさん、
本当にありがとうございます。
そして被害にあわれた方々、1日も早く
元気になっていただきたいと祈っております。
言葉だけの自分が情けないです。


取り残された洞窟からなかなか抜け出せなかった、
タイのサッカーチームの少年たちが全員無事救助されました。
少年たちを救い出そうと世界各地から集まったダイバーやタ
イの関係者の努力で全員無事救助されたことは本当に良かったと思います。
でもこの奇跡とも言うべき出来事は、コーチが元僧侶で、
沈着な判断をもって少年たちを導いた功績が大きいと思います。
暗闇の洞窟内で数日間、最小限なエネルギーで
じっと救出を待ったということは普通では出来なかったでしょう。
全世界が協力して少年たちを、救い出した出来事は美しいし、
世界中の人たちが一つになって協力しあったのは、紛れもない事実です。
人類が善意で協力し合ったことは何か将来を明るくするものでした。
これからはこういう流れが世界中に広がるといいと思います。


(一般社団法人  達人の館   代表 橘市郎)