7月14日(土)は江藤ゆう子さんのコンサートを聴きに
京都コンサートホールのアンサンブルホールムラタ(小)に行って来ました。
ご承知の通り前回はロームシアターの中ホールでやったのですが、
今回は私と関係なく、江藤さんご自身の演出でやられたものです。
といっても昭和を歌うことには変わりないので、
大変興味をもって出かけて行きした。
演出に関わらず客観的に聴ける気軽さもあって、
ワクワクして聴かせていただきました。
結果は驚きでした。
江藤さんはまるで水を得た魚のように立派で、
歌も何も言う事が無いほど、上手になっていました。
もう私が駄目を出すような点は何もなくなっていたのです。
これが自信というものでしょうか?
最後に客席のみなさんと歌う時間が
長く感じられた以外は、構成も良かったと思います。
これで江藤さんは、もう大丈夫です。
人がどんどん成長して行くのを見る事は、うれしいものです。
江藤さんの歌はこれからは、客席で1観客として聴こうと思いました。
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14日の翌日、15日(日)はヴェルディ・サロン・ライヴの本番でした。
オペラ「魔笛」がご縁で知り会った松井るみさんを中心としたライヴでしたが、
何と5人も出演してくれた豪華番でした。
松井さんにはプロデューサー的な才能もあるのです。
人をうまくまとめ、楽しい企画を考えてくれます。
松井さんは歌もうまいし、オーラのあるタレントさんですが、
教育、研究面でも将来性のある方だと思います。
今回も、バリトンの高橋純さんとの掛け合いが面白く、
ソプラノの金岡伶奈さんとのバランスも良かったです。
ピアノの辰村千花さん、早川藍香さんの息の合った連弾も特筆物。
ちなみに松井さんは17日に京都文化博物館で行われた
京都藝大、小濱妙美先生を中心とした
門下生のコンサートにも出演されていました。本当に精力的ですね。
この方はどこへ行っても光り輝いているから不思議です。
(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)