7月23日(月)は堀川音楽高等学校の
創立40周年記念 第45回オーケストラ定期演奏会が
京都コンサートホール(大)で行われました。
この演奏会には井上大聞さんがフォーレの
レクイエムのソリストとして登場するので、以前から楽しみにしていました。
彼は堀川高校から東京の藝大にストレートで入学した逸材ですし、
喫茶店のヴェルディ・サロン・ライヴ立ち上げの
主要メンバーだったからです。
私とおばあさまとは京都造形芸術大学の同僚で、
大聞さんの進路については随分前から
相談に乗っていたということもありました。
彼の成長ぶりは著しく、今や将来を期待される
名バリトンの一人といっていいと思います。
若いのに貫禄充分。地味なフォーレの曲が輝いていました。
後輩たちに囲まれていい演奏をしたと思います。
ソプラノのソリスト津幡泰子さんも澄んだ声をしていて好感が持てました。
大聞さんのおばあさま、お母様も誇りに思ったことでしょう。
これからは一流の歌手を目指し、
京都を代表する歌手に成長してほしいと思います。
彼の最大の目標は演技派のバリトン歌手。
特にオペラにおける活躍を、私も心から期待しています。
井上大聞さんと「蝶々夫人」のピンカートン役を勝ち得た井藤航太さんが、
いつの日か春秋座オペラで共演してくれるのが私の夢です。
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この日の主役、堀川高校のオーケストラは、素晴らしいものでした。
先輩たちが何人か入って助けてくれていたというものの、主役はあくまでも高校生。
指揮者の先生の良き指導のもと、考えられないほどの名演奏でした。
特にドヴォルジャークの「新世界より」は
私が今まで聴いたこの曲の最高レヴェルのものです。
高校生がここまで演奏してくれるとは、レヴェルの高さにびっくりしました。
これには指揮をしてくれた蔵野雅彦先生のお陰もあるでしょうが、
高校生がここまでやってくれるのには、びっくりさせられました。
プロのオーケストラにぜひ聴かせたいくらいのものでした。
堀川高校の長い歴史が奇跡を産んだのでしょうか。
この日は、客席も満杯。
暑さと共に忘れられない1日になりました。
(一般社団法人達人の館 代表 橘市郎)