ちょっと日にちが経ちましたが、
8月1日は大阪市中央公会堂中集合室へ行って来ました。
知り合いの作曲家・尾上和彦さんからご招待されて
「八月の祈り」というコンサートに出席するためです。
尾上さんは版画家の故・井堂雅夫さんの仲立ちで知り合いになった方で、
かつて源氏物語に材をとった「月の影」というオペラを
春秋座で公演した仲なのです。
仕事熱心な方で今度の公演もいろいろな方たちが関わっていたようでした。
私の病気でご無沙汰していたこともあり、
夜で遠方でしたが思い切って行くことにしました。
会場は雰囲気抜群でしたが、ロビーが狭く、暑かったので結構ハードでした。
でも、コンサートが素晴らしく、感動して帰ってきました。
若き歌手たちによる「オペラアリアと名場面」には、
なんと松井るみさんも加わっていました。
彼女はグノーのオペラ「ロメオとジュリエット」より、
「私は夢に生きたい」を歌ったのですが、
聴く度にスケールアップしているのでびっくりしました。
若い人は歌えば歌うだけ良くなっていくものですね。
オラトリオ「鳥の歌」は広島の原爆を扱った力作ですが、
混声合唱、児童合唱が熱演。
題材は暗いものの迫力あるオラトリオでした。
言葉がもう少しはっきりすると、もっと説得力が出たと思います。
それにしても尾上さんは、いつも正攻法で勝負していますね。
商売抜きでいい作品創りに励んでいる作曲家に頭が下がります。
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8月16日は五山の送り火の日ですが、
日本文化藝術財団主催の催物が昼間14時30分からございます。
女性舞踊家、故西川千麗さんを偲ぶもので、
四条大宮にある千麗さんのかつての稽古場で開催されます。
色々な展示物が見られるほか、各種実演、講演会などが行われます。
私も彼女を偲んで、思い出を語ることになっています。
お暑いですがぜひお出かけください。
詳細は日本文化藝術財団のホームページに載っています。
(こちらからどうぞ)
なお、送り火を京都造形芸術大学の敷地で方でごらんになりたい方も、
一緒に申し込めるようになっています。
京都市内を一望できる絶好の場所なので合わせてお申し込みください。
(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)