先週は訃報をお知らせいたしましたので、
今週は明るいブログで行こうと思っておりました。
5日の日は期待している指揮者の坂口航大さんが、
師匠である岡原慎也さんの「指揮シリーズ」コンサートに
出演するというので駆けつけたのですが、
前日が台風の襲来で会場の京都こども文化会館エンゼルハウス周辺は
大変な被害をこうむっていました。
演奏は素晴らしく、お客様もそこそこ入ってはいましたが、
会場の近辺は大変でした。
そして6日の夜中には北海道に最大震度6強の地震が発生、
山崩れが起こり大勢の人が亡くなったり、停電が起こりました。
今でも町は不便を強いられ、
避難生活を送らざるを得ない人々が沢山いらっしゃいます。
ここの所、日本はいじめられているのでしょうか?
世の中には駿河銀行の不正も報道されました。
体操のパワハラ問題も毎日のように報道されています。
間もなく自民党内で、総裁選挙が行われますが、
どうかより良い選択が行われてほしいと思います。
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7,8,9日は春秋座で立川志の輔師匠の公演が行われました。
今年で春秋座公演10周年を迎えた記念公演は、
自分の足で、しかも50歳過ぎてから日本全国を回って精密な、
日本地図を実現した「伊能忠敬」を描いた「大河への道」でした。
3年かけて作った大作の再演でしたが、完成度が増し、
落語を超えた感動的な作品に仕上がっていました。
最後に披露した空中カメラマンの偉業をたたえる話は、
この落語が出来上がった経緯が良く分かり、
お客様も納得されていたようです。
志の輔師匠の落語を聞いていると、
何時しか壮大なドラマの世界に、誘われている気がしてきます。
たった一人で、ドラマの中に引き込んでいく、
日本独特の落語って本当に凄いと思いました。
志の輔師匠のお陰で、京都造形芸術大学の学生たちも、
落語の素晴らしさを知り、
いろいろなグッズを考えてくれたのも、うれしい出来事でした。
志の輔師匠、本当にありがとうございました。
来年も、再来年も体力の続く限りお引き立ての程よろしくお願い致します。
(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)