930日夕刻には、またまた大型台風が上陸してきました。
前回の被害のことがあるので、全国的に警戒していたせいか、
最小限の被害で済んだ様に思います。
「備えあれば、憂いなし」とは良く言ったものです。
空振りを恐れず、万全の体制で臨むのは何事においても賢明だと思いました。
公演が中止になったり、稽古が不可能になった所もあったようですが、
大事故に至らず助かったと思いましょう。
それにしても、台風の心配は、もういい加減にして欲しいものですね。

台風一過の10日(月)、私はミュージカルスターの島田歌穂さんから「KNIGHTSTALE」(騎士物語)に招待されました。
大阪の梅田芸術劇場メインホールでの公演でしたが、
堂本光一さんと井上芳雄さんの共演で
帝劇での評判も聞いているので、喜んで出かけました。
何しろ演出が「レ・ミゼラブル」と同じ
ジョン・ケアードというのも魅力でした。
阪急電車踏切での人身事故のため少し遅れたので
1幕はモニター・テレビでの鑑賞をしましたが、
さすがにセットといい、音楽といい素晴らしい作品でした。
出演の皆さんも全員が良く訓練されていて、
早く生で見たいと思いながら途中から客席に入ることは遠慮しました。

幕から客席に着いたのですが、何と回りは女性客ばかり。
階席にはほとんど男性は見当たりません。
ミュージカルでこんな風景は初めてでした。
世の男性は、作品のためにも、出演者のためにも、
もっと劇場に足を運んで欲しいと切実に思いました。
多分、堂本さんのファンがほとんどかなとは思いましたが、
もう彼は単なるアイドルではなく、
立派なミュージカル俳優として一流に成長しています。
私を含めてタレントの変貌には
もっときちんとした評価をすべきだと思いました。

もちろん島田歌穂さんは芝居といい、歌といい、
これぞミュージカル・スターという出来でした。
井上芳雄さんはじめ皆さんが、
このミュージカルの質を高めていたと思い満足でした。

歌穂さんの楽屋を訪ねたあと、
楽屋エレベーター前である出演者の男性に声をかけられました。

神田恭兵さんでした。
彼は昭和音大のアート・マネージメント学科の卒業生で
私の教え子の一人でした。
うかつにも彼が出演していることに気付かなかったのです。
詫びると共にうれしかったですね。
この道に入る時、少しはお手伝いをしましたが、
こうして活躍している彼は、自分なりの努力をしてきたからだと思います。
歌穂さんのお陰で今日は充実した1日を過ごせました。
ありがとうございました。 

(一般社団法人  達人の館  代表 橘市郎)