このころテレビを賑わすニュースが多いですね。
まずテニスでは大坂選手が世界ランキング1位となる大活躍。
少し前までは名前も知られていなかった選手が
あっという間に大スターになりました。
正にシンデレラです。何も飾らない素直な人間性、
そして少しでも自分を成長させたいと言う前向きさが、
世界中の人々を感動させました。
もちろん努力と精進でここまで来られたのでしょうが、
才能があったのも確かです。
彼女は若いのでこれからどのように大成していくかとても楽しみですね。
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大相撲初場所の優勝力士は平幕の玉鷲でした。
休場を1度もせず30歳を越えてからの初優勝は正に精進の賜物です。
誰も予想していなかった押し相撲一筋の苦労人が優勝したことで、
いろいろなエピソードが生れました。
優勝が決まった日に第2子誕生はまるで嘘のようなめでたい話でした。
お姉さんが東大に通っていたことなども、
この優勝がなければ分からなかったかったことでしょう。
いろいろ荒れまくった初場所でしたが、
忘れられないドラマチックなものでした。
私はいろいろな意味でいい結末と思っています。
確かに貴景勝の千秋楽での相撲は不甲斐なかったと言えますが、
彼にとってもこのまま大関にならなくて良かったような気がします。
スポーツの本質はただ勝ち負けではないからです。
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絶大な人気を誇っていた「嵐」が
来年いっぱいで活動を休止することになりました。
彼らが突然このような発表をしたことは
ファンにとっては相当ショックだったようです。
しかし5人揃って会見した彼らの話や
記者の質問に答える姿を見ていると理路整然としているし、
さわやかなので皆さんが納得したのではないでしょうか。
私は彼らがしっかりしているので、
彼らに対する認識が甘かったことに恥ずかしさを感じたほどです。
アイドルと言う言葉とは裏腹に、5人は30歳過ぎた立派な大人でした。
彼らが良く話し合い、一つの結論を出したのですから
温かく理解してあげないといけないと思いました。
人それぞれの人生、一人ひとりがじっくり考えて
歩んでいくことが大切だと思います。
それにしても5人のメンバーは、
頭のいい大した人物だと感心させられた記者会見でした。
(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)