2週間後には選挙の結果が出ますね。
今は世界情勢がきな臭く、不安定な毎日が続いています。
明日がどうなるか分からない中で、
何とか日本が戦争だけはしない国であることを示したいものです。

思えば日本が第2次世界大戦で敗れた時、
2度と戦争はしないと誓ったことが思い出されます。
あれから約75年が経ち、敗戦を知らない人々は、
日本を再び戦争の出来る国にしようと目論でいます。
「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ではありませんが、
何と情けないことでしょう。

「何があっても戦争だけはしてはいけない」と
強く反省した人々が少なくなったからでしょうか?
自分の子供や孫たちを守るためにも
老人は選挙を棄権するような事をしてはいけないと思います。
無関心が世界を滅ぼすことを心に留めたいこの2週間です。

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毎日、勤務先に通わなくて良くなった今日この頃、
棚や押入れにある膨大なレコードやCDを聴き始めています。
どうせほんの部しか聴けないと思いながら、
何ともったいないことをしたものだろうと反省しています。
名歌手であった人々の演奏を聴いていると、
当時、会場で感銘を受けた時のことが蘇ってきます。
NHKが招聘してくれたイタリア歌劇団の錚々たたる人々、
マリオ・デル・モナコ、フェルチョ・タリアヴィーニ、
レナータ・テヴァルディ、シミオナート、タッディなど、
挙げたら切りがない名歌手たちの生の声。

学生時代の遠い思い出とはいえ、決して消えることは無いでしょう。
今になって思い出に耽るのは余り望ましいことではないと思いますが、
逆に言うとやっと冷静に価値観を取り戻したと言えるかもしれません。
ただただ新しいものを追いかけるのではなく、
本当に人を感動させるものをもう一度見つめ直したいと思います。

「本物はいつになっても本物」

それは真実ですね。 

(音楽・演劇プロデューサー 橘市郎)