ラグビーのワールドカップで、日本は4強にはなれなかったものの
大いに日本全国を元気にしてくれました。
私は正直今までラグビーの試合を見たことがありませんでした。
今回初めて周りのムードに押されて、テレビ中継を見たのです。

まず驚いたのは体格のいい選手達が激しくぶつかり合い、
ゴールに突進する迫力でした。
肉体同士が激突するといえば相撲がありますが、
スクラムを組んで一つの変形ボールを奪い合うというのは
ラグビーしかありませんね。
人間には闘争本能がありますが、
それをスポーツと言うルールをもとにした試合
で発散させることを考えた人は偉いと思います。

激突しあった選手達が試合が終わって、
お互いの奮闘振りを笑顔で讃えあう姿は本当に感動的でした。
カナダ・チームの選手たちは
水害で泥水に浸かった滞在地の後片付けを手伝ってくれました。
「大男、気は優しくて力持ち」と言う言葉がありますが
絵に書いたような出来事だと思います。

「スクラムを組む」ということが
連帯意識を高めるという意味に通じることも、
今回のラグビーで痛いほど分かりました。
今回のラグビーを見るにつけ、人間同士が殺しあう戦争が
如何に智恵のない愚かなことかをつくづく思いました。
そして、どのスポーツも多かれ少なかれ
人間の闘争本能をうまく昇華させてくれている
素晴らしいものであるかを再確認しました。

スポーツ万歳!

(音楽・演劇プロデューサー 橘市郎)