ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の来日は感銘を受けました。
唯一の被爆国を訪れ核のない世界を訴えてくれたのは大きな力となりました。
大体この国が核軍縮に賛成しないと言うのはどう考えてもおかしな話です。
正論が言えない指導者が余りにも多い現実が、
人々をそして地球を破滅させようとしています。
それは我欲を満たすために懸命な人たちが
あっちにもこっちにも居るからでしょう。
今こそ世界中の人々が助け合い、
平凡であっても安心して生活できる社会を目指さないと人類は破滅します。
「歴史はくりかえす」と言われますが、
今こそ人類がそして地球の滅亡が危惧されている時代はありませんでした。
寿命が延びたといっても人生たかだか100歳、
英雄思考ではなくお互いが慈しみ合い、
尊敬しあう生き方をしたいものです。
これは「青年よ、大志を抱け!」というクラークさんの言葉とはちがって、
「負け犬の遠吠え」かもしれませんが、
80歳に近い男の正直な気持ちでもあります。
(音楽・演劇プロデューサー 橘市郎)