2日から4日まで久しぶりに上京して来ました。
昔は京都に行くことを上京すると言っていましたが
今は東京へ行くことを言うのが普通のようです。

今回はパトスという会社の忘年会に招待されて行ったのですが、
前回は体調が思わしくなく欠席しているだけに
何としても元気でいることを伝えたいと出かけていきました。
社長の壱岐空美子さんは、私が日産ミスフェアレディ―の
ナレーター教育をしていた時の教え子のひとりだったのですが、
その後50年余り何かとお手伝いしたり、
こちらがお世話になったりしてきました。

彼女はどちらかというと地味なタイプでしたが、
いつも自分の考えをぶれることなく実行し、
20年前に会社を立ち上げました。
そして着実に業績を上げ今日を築き上げたのです。 
社関係者の他で忘年会に招待されたのは、
私の隣りに座られたK氏と私の二人でしたが、
K氏も古いお付き合いの方でした。

お話を聞いてみるとパトスの発展に
一歩下がった立場で応援してくれた方でした。
私は忘年会に出席する直前に、
パトスの経営哲学を読みましたが
壱岐さんはまさにご自分の哲学を実践されていたのです。
何事も感謝することを忘れない精神が
講師一人ひとりに共感を与えているのが良く分かりました。
去って行く者、新しく入って来る者いずれにもエールを送る姿は、
皆から尊敬されている理由でもあったように思います。
「出藍の誉れ」という言葉がありますが、
壱岐さんが皆から愛されている姿はそういう感じでした。
これから益々生きてゆくことが難しくなっていく現代、
何が大切かを教えられた数日間でした。
壱岐さんありがとう。
命をいただいている限り一生懸命毎日を生きて行きたいと思います。
来年もまた元気にお目にかかれるように頑張ります。
壱岐さんもパトスも益々発展されますように祈っています!

 

(音楽・演劇プロデューサー  橘市郎)