1週間前のブログでは明日にでも緊急事態宣言が出される模様と書いていましたが、今は出来るだけ自宅にこもるように言われる状況になっています。
各自の事情で言いたい事、そうせねばならない事があると思いますが、ここは我慢のしどころのような気が致します。
ことに年金生活をしている私のような立場の者は、如何に迷惑をかけないようにするかを考えてしまいます。自宅に篭り普段出来ないことをやろうと全26巻の山岡荘八作の「徳川家康」を読んだり、今までかけなかった膨大なテスト版のLPレコードを聴いたりと、ある意味では贅沢な日々を過ごしています。
悩み苦しんでいる方々が大勢いにらっしゃるのに、申し訳ない気もしますが迷惑をかけないように心がけるのも協力と思っています。
苦境ではありますが出来るだけこの機会を前向きに捉え、平穏な日々がやってくるのを待ちましょう。
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毎日深刻な事態が報じられている中で、昨日競馬の桜花賞が無観客で行われました。このご時勢に競馬などと非難される方もいらっしゃいますが、私は良くぞ開催してくれたと感謝しています。
広々したコースを走るサラブレットには元気をもらえるし、無観客でも力一杯死闘を繰り広げるジョッキーからは感動を与えられます。私が以前から熱烈に応援していた藤田菜七子騎手も骨折を克服してカムバック、早速勝ち星を重ねました。
1日も早く観客を入れて熱戦が繰り広げられる日が戻ってくるのを楽しみにしたいと思います。「たかが競馬、されど競馬」この言葉はこんな時こそ説得力をもって響いてきます。
(音楽・演劇プロデューサー 橘市郎)