大相撲7月場所の優勝は劇的な照ノ富士復活優勝で終わりました。
怪我と病気で一時は序二段まで下がりながら辛抱して復活した忍耐は、今の私たちにとっても勇気をもらえるものでした。どんなに辛い事があっても諦めず我慢して頑張ればいい事があるという教えでもありました。この苦難を乗り越えたことによって彼は人間的にも大きく成長したと思います。心から祝福すると同時に、彼の不屈の精神を見習いたいものです。

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新型コロナの感染が広がっています。もう自己防衛するしかないようです。
出来るだけ外出を控え、どうしても出て行かなければならない時には密を避けるようにする積もりです。日々報道される数字に一喜一憂していても仕方ありません。自分の行動が人の迷惑にならないように気を付けながら嵐の通り過ぎるのを待つ積もりです。いくら雨の日が続いても、いつかは晴れる日がやって来ます。

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1ヵ月後の9月3日から4日間は、春秋座で「立川志の輔公演」が開催されます。
この時期に京都までやって来てくれる志の輔師匠の心意気に感謝しています。入場者数に制限があるので回数を増やしてくれたのもありがたい事です。
今改めてパルコ劇場公演のCDを聴いていますが、毎年その時々の世相を笑いを取りながら鋭く描写してきた時代感覚に驚かされています。師匠がコロナ騒ぎをどう風刺して笑いに変えて行ってくれるのかと想像するだけでもわくわくします。
この公演が春秋座再開の記念すべき4日間になる事を楽しみにしていたいと思います。

(音楽・演劇プロデューサー    橘市郎)