8月9日は藤田菜七子騎手の誕生日だそうですが、この日、彼女は3戦して2勝、3着が1回と好成績を収めました。まだまだ男社会という環境で気を吐いている彼女には頭が下がります。

デビューした時からずっと応援してきましたが、本当に立派だと思います。殊に今のような状況の中では元気を貰える活躍と言えるでしょう。男勝りと言っても若い女性らしい魅力は少しも失っていないはにかみがいいですね。いつまでも愛すべきキャラクターであって欲しいと思います。

新型コロナ騒ぎが治まった暁には生の菜七子騎手をぜひ見に競馬場に行きたいものです。
この歳になって若い女性のファンは照れくさいけれど、元気を貰える要素と思って許して下さい。


先日、赤字が続くローカル線の廃線前の元気な映像を見ました。
郷愁とは別に美しい姿と一時代を立派に駆け抜けてくれた文化遺産を失ってしまったことに後悔を覚えました。何故、採算が合わないからといっていとも簡単に廃止してしまったのでしょう。文化遺産をいとも簡単に捨ててしまった経済優先の考え方に寂しさを覚えました。

取り戻そうとしても二度と帰って来ない文化遺産をもっと大切にしないと、人類はいつか深刻な後悔をするのではないか。後世の人々がいくら掘り返してもその時はもう遅い。「後悔先に立たず」。そんな言葉が頭を巡る映像を見ていて胸が締め付けられたのは、私だけだったのでしょうか?
「それこそ、年寄りの郷愁だよ」と笑われるのでしょうか? 文化とははかないものですね。
(音楽・演劇プロデューサー   橘市郎)