昨日、BSテレビで大相撲昭和の名勝負という番組を見ました。
私は少年時代、栃錦(後の春日野理事長)の熱狂的ファンでした。
体重が100キロ未満、身長も176センチという恵まれない体ながら
稽古で鍛えた筋力と足腰の強さは抜群、
その上、敏捷な技と不屈の闘志が生み出す取り口は魅力いっぱいでした。
出し投げ、ひねり技、二枚蹴り、網打ち、外無双、打っちゃりなど
多彩な技で、次々と大物を負かしていく相撲に興奮したものです。
前頭時代に、7連敗した後8連勝して勝ち越した時は、
私の方が思わず飛び上がって喜んだたことを覚えています。
私の少年時代は、栃錦のお陰で、
いろいろな技を駆使して、相撲はかなり強かったんですよ。
番組では全勝同士の横綱栃錦と若乃花の対戦が紹介されました。
呼吸を合わせて立上がると猛烈な差し出争い。
その後どちらともなくがっぷり左四つになり、
土俵際での攻防が繰り広げられます。
数分経つとお互いに動きが止まり
水入りの大相撲となりました。
結局この勝負は若乃花が勝つのですが、
栃錦の髷はざんばら髪となり、
如何に激しい一番だったかを物語っていました。
栃錦はこのほかにも吉葉山戦、
大内山戦などで死闘を演じています。
とにかく常に魂を込めた戦いをしていたように思います。
栃錦が相撲を取る時は緊張感が走り、
観客は手に汗握って見ていました。
勝ち負けではなく、相撲という神事の内容に
酔っていたと言っていいでしょう。
先日の千秋楽結びの一番に
ブーイングが起こったことは記憶に新しいのですが、
正々堂々と全力を尽くすことが相撲の美学なのでしょうね。
といっても、栃錦も横綱になる前は、時には身をかわし、
蹴たぐりなどの技も見せていました。
しかし、体重が増え横綱になったころには、
横綱には横綱の風格が必要と
意識的に相撲の取り方を変えていった様子が伺えます。
相撲道は武士道に通じるものがあり、清く正しく美しくを大切にする
日本人の美徳の象徴といえるのかもしれません。奥が深いですね。
最近はほとんど満員御礼の垂れ幕が下りていますが、
ぜひ栃若時代のような熱戦を期待したいものです。
さて、5月21日(土)の
「江藤ゆう子 昭和を歌う―番外編―」のチケットですが
14時の回 完売(補助席6席はあり)
17時の回 残7席
となりました。ご報告まで。
私は少年時代、栃錦(後の春日野理事長)の熱狂的ファンでした。
体重が100キロ未満、身長も176センチという恵まれない体ながら
稽古で鍛えた筋力と足腰の強さは抜群、
その上、敏捷な技と不屈の闘志が生み出す取り口は魅力いっぱいでした。
出し投げ、ひねり技、二枚蹴り、網打ち、外無双、打っちゃりなど
多彩な技で、次々と大物を負かしていく相撲に興奮したものです。
前頭時代に、7連敗した後8連勝して勝ち越した時は、
私の方が思わず飛び上がって喜んだたことを覚えています。
私の少年時代は、栃錦のお陰で、
いろいろな技を駆使して、相撲はかなり強かったんですよ。
番組では全勝同士の横綱栃錦と若乃花の対戦が紹介されました。
呼吸を合わせて立上がると猛烈な差し出争い。
その後どちらともなくがっぷり左四つになり、
土俵際での攻防が繰り広げられます。
数分経つとお互いに動きが止まり
水入りの大相撲となりました。
結局この勝負は若乃花が勝つのですが、
栃錦の髷はざんばら髪となり、
如何に激しい一番だったかを物語っていました。
栃錦はこのほかにも吉葉山戦、
大内山戦などで死闘を演じています。
とにかく常に魂を込めた戦いをしていたように思います。
栃錦が相撲を取る時は緊張感が走り、
観客は手に汗握って見ていました。
勝ち負けではなく、相撲という神事の内容に
酔っていたと言っていいでしょう。
先日の千秋楽結びの一番に
ブーイングが起こったことは記憶に新しいのですが、
正々堂々と全力を尽くすことが相撲の美学なのでしょうね。
といっても、栃錦も横綱になる前は、時には身をかわし、
蹴たぐりなどの技も見せていました。
しかし、体重が増え横綱になったころには、
横綱には横綱の風格が必要と
意識的に相撲の取り方を変えていった様子が伺えます。
相撲道は武士道に通じるものがあり、清く正しく美しくを大切にする
日本人の美徳の象徴といえるのかもしれません。奥が深いですね。
最近はほとんど満員御礼の垂れ幕が下りていますが、
ぜひ栃若時代のような熱戦を期待したいものです。
さて、5月21日(土)の
「江藤ゆう子 昭和を歌う―番外編―」のチケットですが
14時の回 完売(補助席6席はあり)
17時の回 残7席
となりました。ご報告まで。
(達人の館 プロデューサー 橘市郎)