達人の館

   本物の芸をじっくりと味う、大人のためのコンサートを企画します

2017年12月

今週末から28日まで東京に参ります。
有馬記念、恒例の忘年会、お墓参り、家族会、
NHK
の取材などぎっしりのスケジュールです。

帰って来てからというと正しく年末なので、
今年のブログは今回を最終回とさせていただきます。
今年は13年間お世話になった京都造形芸術大学退任に伴い、
独立、引越しという節目の年になりました。
年齢的にも月で77歳となり、好むと好まざるとに関わりなく
改めて自分の年を自覚させられました。
80歳まで年しかないという感覚は、
正直言ってかなりショックです。

「一生現役」と謳いながら痛々しく思われていないかなど
弱気になったこともありました。
でも幸い健康を維持しているので公約どおり
来年も頑張りたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。

そんな訳で今年は、余り実績が上げられなかった様に思います。
でも、いくつか思い出に残る出来事がありました。
3月に東京で行った「ショービジネスの殿堂ー日劇」という
トークショーでは、久しぶりに
真島茂樹さんと話が出来て楽しかったです。
4月には日本中央競馬会の機関紙「優駿」に
エッセイを書かせていただきました。
6月にはソプラノの川越塔子さんに京都で
2回目になるオペラリ・サイタルをやっていただきました。
9月には春秋座オペラの公演プロデューサーを努めさせていただき、
モーツァルトの「魔笛」を上演いたしました。
10月には「美しい日本語で気持ちを伝える」という講座を
京都と東京でやらせていただきました。
年間を通じては「ヴェルディ・サロン・ライヴ」を企画制作、
数多くの才能あるアーチストと出会うことが出来ました。

来年は、すでに1月、2月、3月と連続してコンサートが入っています。
1月には「歌舞伎とオペラ」という、通信学部の講座があり、
秋には春秋座オペラ「蝶々夫人」の公演プロデューサーも担当いたします。
ヴェルディ・サロン・ライヴも益々素晴らしいアーチストが登場してくれます。
出来ることは何でも挑戦したいと思っておりますので、
来年もどうぞお引き立てのほどをよろしくお願い致します。

皆様どうぞ良いお年をお迎えください!

(一般社団法人 達人の舘 代表 橘市郎)

12日(土)と10日(日)は連日大阪でした。
日はもと四季の沢木順さんからのお誘いで
心斎橋の大丸14階にあるホールに行って来ました。

「ハートフル・クリスマス・コンサート」という
ショー形式の楽しい催物でした。
何でも同時期に年連続でやっているとのこと。
地元の歌手、ダンサーに
達者な子供たちが大勢出て盛り上げていました。
中でも圧倒的な存在感を示していたのが
今年83歳になられた宝田明さんです。
もちろん往年のつややかな声とは行きませんが、
味わい深い説得力のある歌唱はさすがでした。

実は、私も沢木さんも45年も前に宝田明さん主演の
「ファンタスティックス」というミュージカルに参加して
北海道などの巡業を共にしていたのです。
私は当時演出補でしたが、それ以来演出家として、
プロデューサーとして長いお付き合いが続いています。

沢木さんが尊敬する大先輩を立てながら
ショーを盛り上げている姿はとても美しいものでした。
10日の日は、イタリア文化会館―大阪が主催する
シチリアを特集した催しに参加して来ました。
グランフロント大阪内のナレッジシアターで行われた
シチリアの歌コンサートでした。
まあ、大阪の活気というか煩雑さの凄まじいこと、
東京の比ではないと思いました。

実はこのコンサートで魅力的な歌を聴かせてくれたのが、
昨年の12月、春秋座オペラでカルメンを演じてくれた藤井泰子さんでした。
美貌に磨きをかけた藤井さんが歌うシチリアの歌は
哀愁に満ちた心打つものでした。
中にはフェルッチョ・タリアヴィーニの名唱で知られる
「アムーリ・アムーリ」も入っていました。
オペラ「カヴァレリア・ルスチカーナ」の舞台になった
シチリアの風土が伝わってくるようなコンサートでした。

来年11月の
春秋座オペラ
イタリア文化会館—大阪との共催を模索しています。
やはりイタリア・オペラを上演する際には、
年間を通じてイタリア文化の普及に努めている
文化会館の業績を高く評価しなければいけないと思っているからです。
実現するといいですね!

(達人の舘 代表 橘市郎)


ヴェルディ・サロン・ライヴでは、回連続で
フランスから帰国して間もないアーチストに出演してもらいました。
先月23日はサキソフォンの安泰旭さん、
今月日はソプラノの松井るみさんです。

安さんのサキソフォンはジャズのサックスとは一味違う
クラシックの楽器と言う感じで、
荒々しい音を感じさせず音色は繊細さを備えたものでした。
特にピアニシモの音はこれが金管楽器? 
と思うくらい柔らかいのに驚きました。
人柄もはにかみ屋さんといった感じでとても好感が持てました。
クラシックの演奏会でサキソフォンが入るような時には
ぜひ推薦したい演奏家でした。

松井るみさんはオペラ「魔笛」で童子の一人として出演してくれた人ですが、
稽古中からキラキラするオーラを発揮していました。
躍動感溢れる動き、輝く笑顔が印象的でした。
ライヴではこう言う明るさが求められるので、
是非、出演して欲しいと声をかけたのです。
正直なところ、ソロの曲を歌っていたわけではないので
歌唱力に関しては多少心配ではありました。
でもその危惧は、会場での発声練習を聴いて吹き飛びました。
余計なビブラートのない、力強い美声に驚かされたのです。
それは、小柄ながらソリストとしての素質を覗かせるものでした。

こういう人が、こちらのライヴから
大きく飛躍して行ってくれたら言うことはありません。
共演してくれたバリトンの高橋純さんも松井さんを上手に立てて、
楽しい雰囲気を作り出してくれていました。

今月のライヴは17日、
「レパートリ500曲以上。歩くジュークボックス」の
異名を持つ宮原春彦さんと
ピアノ・ヴォーカルの佐々木ゆかさんがコンビを組む
「プラプラーナ」の登場です。
ジャンルにこだわらず、隠れた達人を紹介する
ヴェルディ・サロン・ライヴにぜひご来場ください。


ヴェルディ・サロン・ライヴ 予約・お問い合わせ 
場所 ヴェルディ 
TEL 075‐746 - 4310(ヴェルディ)
(達人の舘 代表 橘市郎)


 

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