一瞬の静寂

音楽・演劇プロデューサー・橘市郎のブログ。日々思ったことを綴っています。 東宝(株)と契約し、1973年にプロデユーサーに。1981年独立後は、企画制作会社アンクルの代表をつとめ、中野サンプラザからの委嘱で「ロック・ミュージカルハムレット」「原宿物語」「イダマンテ」を、会社解散後は「ファンタステイックス」「ブルーストッキング レデイース」などのミュージカルを制作。 2001年京都芸術劇場の初代企画運営室長。

2018年05月

世界の情勢は米朝首脳会談が成立するかどうか? に注目が集まっています。
日本では森友・加計学園問題が連日国会で集中審議されています。
どちらも重要なことと思いますが、
方や日本人にしか分からない問題のように思います。
忖度と言う言葉が使われるようになったのは、安倍1強になってから。
やはり人間には成り行きに流されず、
何が大切かを一人、一人が考える必要があるのでしょう。
日大ラグビー部の問題にしても、大相撲の問題にしても、
一人、一人が自分でどう思うかが問われる時代がやってきました。
私はいいことだと思います。
芸能の問題にしてもそうです。
人の意見に左右されず、何が優れているのかを
自分自身で考えることが大切だと、つくづく思いました。

*

入院生活を経験すると健康であることが如何に大切であり、
普通のことが如何に素晴らしいかを知ることが出来ます。
当たり前なことが、当たり前でないことを知ることになります。
普通に歩けることが如何に凄いことかが分かるようになるのです。
でも元に戻ると忘れてしまうかもしれません。
私は年が年だけに、忘れない積もりです。
「喉もと過ぎれば、熱さ忘れる」にならないように、気をつける積もりです。
妻、娘をはじめとして、関係者の方には本当にお世話になりました。
いろいろな事がうまく行くように、これから頑張りますので、よろしくお願い致します。

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

テノールの井藤航太さんが「蝶々夫人」の
ピンカートン役を演じることは前にお知らせしました。
素晴らしいこととはいえ、彼がオーディションから勝ち得た役だけに、
一抹の不安があったのも事実です。

そこで彼の素質をさらに生かすために、
これから誰に就いて勉強してもらったらいいかを考えました。
かつての名テノール五十嵐喜芳先生のお嬢さんであり、
今をときめくテノール歌手・笛田博昭さん育ての親、
五十嵐麻利江さんに相談したところ、
すぐに彼の声を聴いてくれることになりました。

彼女は以前から私の知り合いであり、昭和音大の先生でもあったのです。
彼女は井藤さんの声を聴くや否や、すぐに訓練を引き受けてくれました。
井藤さんも麻利江さんの教え方を知るや否や、
喜び勇んで彼女について勉強することを決心したようです。

*

井藤さんは住まいを東京に移し、ただ今猛勉強中。
笛田さんの声を聴きながら、一緒に訓練を受けているようです。
彼が本番でどのように変わってくるか、とても楽しみです。
人は人生の上で誰と出逢うかによって、変わってきます。
麻利江先生の情報によれば、井藤さんは日々上達しているようです。
井藤さんを応援してくださっている皆さん、
11月を楽しみにしていてくださいね。

井藤さんは24(日)には、藤原歌劇団のホープ、
メゾ・ソプラノの高橋未来子さんと
ヴェルディ・サロン・ライヴで二重唱をしてくれます。
どうぞご期待ください。

*

ヴェルディ・サロン・ライヴといえば、6月3日()
久々に講殿由紀奈(ソプラノ)さんとピアノの坂口航大さんのジョイントです。
息の合った歌とピアノの共演です。
二人とも京都が期待する大物だけに楽しみなコンサートです。

中田喜直の作品やリストの超絶技巧練習曲第8番「狩り」も聴けます。
大勢のお客さまのご来場をお待ち申し上げます。
私も徐々に体調が戻ってまいりました。
来週は世の中の情勢などにも触れてみたいと思います。

(一般社団法人  達人の館   代表 橘市郎)

去る5月19日耳鼻咽喉科で、めまいの検査を受けていたものの
なかなか原因が分からず、
念のため受けた脳神経科で撮った画像で脳出血と判明。
即入院ということになり、そのまま3週間入院してきました。
突然のことなので、全てのことが狂い、
各所の方々にご迷惑をおかけしました。
お詫び申し上げます。
とりわけ、このブログの読者の方々には
訳も伝えず、大変失礼いたしました。
まだ頭が混乱しておりますが、
徐々に回復していくと思いますのでよろしくお願い致します。


ブログを休んでいる間に、世の中は大分変化したようです。
特に北朝鮮に関しては何も言えないほどの変わりようですね。
もう少し頭を整理してから、感想を述べますが
とにかく世の中平和になることが、一番望ましいので
そういう意味では良い方向に動いていると思います。
余り突っ込んだことになると複雑なので
今日のところはこれくらいにしておきましょう。


さて、ヴェルディ・サロン・ライヴも5月13日に再開されました。
仕事始めに出かけては見たものの、余り役には立たなかったようです。
フルートの奥田裕美さん、ファゴットの奥山紀子さん、
ピアノの磯貝亜美さんは素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが、
私の体調がイマイチで、かえって気を使わせてしまったような気がいたします。
次回はそのような事がない様にしたいと思います。
来週20日はソプラノの栂千晶さんと
同じくソプラノの大門真知子さんのジョイント、
ピアノは高木理枝さんでお送りいたします。
ご来場心よりお待ちしております。

(一般社団法人 達人の館  代表 橘市郎)

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