達人の館

   本物の芸をじっくりと味う、大人のためのコンサートを企画・主催しています。

2018年10月

1019日、「蝶々夫人」でタイトル・ロールを2日目に演じる
藤井泰子さんとピンカートンを演じるピサピアさんが
イタリアから来日しました。
藤井さんは飛行機の到着が遅れ、
この日、お会いすることがかないませんでしたが、
翌日にはお二人揃って稽古に参加され、
お二人とも時差に負けず素晴らしい声を披露してくれました。
私もいっぱいパワーをもらった感じです。

特にピサピアさんのイタリア人独特のベルカント唱法による高音は凄まじく、
耳の中がびりびりと共鳴しました。
伝説のテノール、カルーソが高音で
フォルテの声を出すとシャンデリアが揺れたというのが頷けました。

藤井さんも小柄の身体ながら「カルメン」の時以上に
パワーアップした声を聴かせてくれました。
初日の川越塔子さん井藤航太さんコンビとの競演が大変楽しみになりました。
公演の特設サイトはこちらからどうぞ


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1021日(日)は東京の昭和音楽大学
アートマネージメント学科創設20周年記念の会があり、
私も参加の予定でしたが上記のお二人の来日と重なり、
急遽欠席せざるをえませんでした。
お誘いいただきました武濤京子先生はじめ、
皆さんには大変申し訳ないことをしてしまいました。
約120名の参加があり、大変盛り上がったと聞いております。
歴代の先生方、お子様連れの卒業生などが集まったそうで、
その盛会ぶりが伝わってきました。

京都造形芸術大学の卒業生で、
劇場のフロント・スタッフをやっていただいた卒業生ともども、
私には懐かしく、頼もしい卒業生が沢山いる事が幸せです。
どうか皆さん、充実した人生を謳歌していただきたいと思います。
私の宝物は両校の皆さんからいただいた、温かい寄せ書きの色紙なのですから。

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

あと半月もすると春秋座オペラ「蝶々夫人」が開幕します。
このため10月のヴェルディ・サロン・ライヴは休演となります。
「蝶々夫人」の出演者は稽古に大阪が便利なのと
春秋座が初日間際まで使えないので、
いつも大阪、神戸での稽古が多くなります。

稽古場の押さえ、ホテルの予約など
NPO法人 ミラマーレ・オペラ」さんのご苦労は、
はかりしれないものがあります。
しかも、今年はイタリアからの出演者もいますので、大変です。
19日にはテノールのピサピアさんと
ソプラノの藤井泰子さんが来日しますので、いよいよ追い込みに入ります。
私も身体の方がついていけるかどうか心配ではありますが
ご迷惑をかけた分を取り返すべく頑張る積もりです。

お陰様で音楽稽古は順調なので
ハイレベルなものをご覧いただけるものと思います。
どうぞ楽しみにしていてください。
達人の館押さえの良い席が2日間で5席ばかり残っております。
まだお買い求めでない方は、ぜひお申し込みください。

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来年から消費税が上がったり、年金が少なくなったりで
70歳を越えた者には厳しくなりそうです。
もちろん若い人たちも低所得者は大変です。
世の中の格差はどんどん進み、
貧しいものは生きていくこと自体が苦痛になってきそうです。
昔から「強きをくじき、弱きを助ける」とは任侠の精神でしたが、
政治も同じことだと思っています。
少数の勝ち組がただ勝ち誇っているのでは、いい政治とはいえません。
真面目に、こつこつと働いている者を大切にする事こそ
政治の使命ではないでしょうか。

元横綱の輪島さんの葬儀が行われ、大勢の方たちが参列されました。
私は個人的にお付き合いはありませんが、
盛大な葬儀と数々のエピソードに驚きました。
多くの人に愛され、好かれていたのですね。
天真爛漫というか天然呆けは多くの方が語っておられました。
人は尊敬されるのも素晴らしいことですが、
このように好感をもたれる事が、それ以上に大切なことだと思いました。
波乱万丈な生涯でしたが実に幸せな一生だったような気がいたします。
気取らず、自然体で生きたいと思わせてくれた輪島さんの生涯でした。
(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

オペラ「蝶々夫人」の詳細はこちらからどうぞ

此処のところ私はリハビリのために
時間がある時は4キロ近くのウオーキングをしています。
左京区にいた時は大学に通うことが運動だったし
敢えて散歩をしたりしなかったのですが
病気をしてからは意識的に歩かないと
回復も遅れると思い歩き始めました。

洛西には散歩道が整備されていて、車が全く遮断された遊歩道が、
それも自然がうまく生かされた道が整備されているのです。
適当にアップ・ダウンはあるし、景色も林あり、
貯水地あり、川ありで飽きません。

洛西がこんなにいい所だったとは
病気をしなかったら気かつかなかったことでしょう。
病気に感謝しているわけではありませんが、
本当にいいところに引っ越したと思っています。
みなさん、一度ぜひこの街を訪れてみてください。
お待ちしています。

107日(日)には、蹴上げのウエスティン都ホテル京都で、
「笹岡隆甫さんを囲む会」がありました。
2013
年春秋座オペラ「蝶々夫人」で美術をお願いしたのがきっかけで、
毎年出席するようになったのです。
仕事のジャンルを越えていろいろな業種の方たちが集まり
交歓する会なので、大変勉強になりました。
年々出席者が増え、今回は会場を歩くにも苦労したほどです。
会には知事、市長、政界、財界の大物も出席されていました。

ただ、年々内容が希薄になり、
単なる名刺交換会の色が濃くなっていくのが惜しまれました。
もう少し人数を絞って内容ある会になるといいなと思いました。
そんな事もあり、来年からは年をとった私のような者は席をはずれ、
若い有能な人たちで会場を埋めていただく積もりです。
それにしても笹岡隆甫さんは確かに京都の文化を発信していくには
願ってもない存在ですね。期待したいと思います。

(一般社団法人 達人の館  代表 橘市郎)


930日夕刻には、またまた大型台風が上陸してきました。
前回の被害のことがあるので、全国的に警戒していたせいか、
最小限の被害で済んだ様に思います。
「備えあれば、憂いなし」とは良く言ったものです。
空振りを恐れず、万全の体制で臨むのは何事においても賢明だと思いました。
公演が中止になったり、稽古が不可能になった所もあったようですが、
大事故に至らず助かったと思いましょう。
それにしても、台風の心配は、もういい加減にして欲しいものですね。

台風一過の10日(月)、私はミュージカルスターの島田歌穂さんから「KNIGHTSTALE」(騎士物語)に招待されました。
大阪の梅田芸術劇場メインホールでの公演でしたが、
堂本光一さんと井上芳雄さんの共演で
帝劇での評判も聞いているので、喜んで出かけました。
何しろ演出が「レ・ミゼラブル」と同じ
ジョン・ケアードというのも魅力でした。
阪急電車踏切での人身事故のため少し遅れたので
1幕はモニター・テレビでの鑑賞をしましたが、
さすがにセットといい、音楽といい素晴らしい作品でした。
出演の皆さんも全員が良く訓練されていて、
早く生で見たいと思いながら途中から客席に入ることは遠慮しました。

幕から客席に着いたのですが、何と回りは女性客ばかり。
階席にはほとんど男性は見当たりません。
ミュージカルでこんな風景は初めてでした。
世の男性は、作品のためにも、出演者のためにも、
もっと劇場に足を運んで欲しいと切実に思いました。
多分、堂本さんのファンがほとんどかなとは思いましたが、
もう彼は単なるアイドルではなく、
立派なミュージカル俳優として一流に成長しています。
私を含めてタレントの変貌には
もっときちんとした評価をすべきだと思いました。

もちろん島田歌穂さんは芝居といい、歌といい、
これぞミュージカル・スターという出来でした。
井上芳雄さんはじめ皆さんが、
このミュージカルの質を高めていたと思い満足でした。

歌穂さんの楽屋を訪ねたあと、
楽屋エレベーター前である出演者の男性に声をかけられました。

神田恭兵さんでした。
彼は昭和音大のアート・マネージメント学科の卒業生で
私の教え子の一人でした。
うかつにも彼が出演していることに気付かなかったのです。
詫びると共にうれしかったですね。
この道に入る時、少しはお手伝いをしましたが、
こうして活躍している彼は、自分なりの努力をしてきたからだと思います。
歌穂さんのお陰で今日は充実した1日を過ごせました。
ありがとうございました。 

(一般社団法人  達人の館  代表 橘市郎)       

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