一瞬の静寂

音楽・演劇プロデューサー・橘市郎のブログ。日々思ったことを綴っています。 東宝(株)と契約し、1973年にプロデユーサーに。1981年独立後は、企画制作会社アンクルの代表をつとめ、中野サンプラザからの委嘱で「ロック・ミュージカルハムレット」「原宿物語」「イダマンテ」を、会社解散後は「ファンタステイックス」「ブルーストッキング レデイース」などのミュージカルを制作。 2001年京都芸術劇場の初代企画運営室長。

2019年03月

3月22日(金)かつて春秋座でも公演していただいた
「ダウンタウン・フォーリーズ」Vol11を見に
大阪TTホールに行って来ました。
以前から親交のある島田歌穂さんと
マネージャーの藤野さんに招待されたものでした。
TTホールは吉本興業が新しく大阪城公園内に開場した劇場で、
隣接した複数の劇場が建ち並ぶアミューズセンターの一つ。
モダンでとっても見やすい白亜の殿堂でした。

内容は島田歌穂、北村岳子、平沢智、HIDEBOH人が早替わりしつつ
寸劇、歌、踊り、タップ、漫才、物真似などを披露するというもの。
芸達者が次々と笑わせながら
本物の芸を見せる贅沢さは他に類を見ない素晴らしさで、
日本のエンターテインメントもここまで来たかと感心させられました。

歌穂さんはいうまでもなく抜群の歌唱力、
北村さんは物真似と笑いのセンス、平沢さんは2枚目の芸達者、
それにHIDEBOHの天才的なタップダンスと柔らかい声の歌の数々。
しかも人が負けじと見せるアンサンブルは超一流でした。
若い人には通じないギャグもいくつかあったものの、
私などは最高のショーとして満足させられました。
こういったものがもっともっと評価されるべきと思いつつ、
大満足で劇場を出ました。
一人でも多くの人に見ていただきたいという思いが今でも消えません。

(一般社団法人 達人の館   代表 橘市郎) 

3月18日に大相撲の大阪場所を見に行ってきました。
山口県の馬友、松浦茂さんが私の全快祝いに誘ってくれたのです。
競馬場にはご一緒したことのある松浦さんでしたが
相撲にこんなにも詳しい方とは思っていませんでした。

50歳というのに栃若時代にも精通しているんです。
もっとも彼は野球にも詳しく、
プロ野球から高校野球まで熱烈なファンですから、
根っからのスポーツ好きと言った方がいいかもしれません。

それにしても彼の思いやりがうれしく、
私は遠足を前にした子供のように興奮気味で
良く眠ることも出来ませんでした。
いい年をした大人が午前中から相撲見物とは
珍しいと思われるかもしれませんが、
考えてみれば競馬も1レスから行く2人ですから不思議はないのです。

会場は向こう正面の見やすい絶好の席。
4人入るマス席に2人でゆっくり観戦させていただきました。
真下が西方の力士が登場する控えの場所なので、
柱に向かってトレーニングする振動が地震のように始終伝わってきました。
中入り前にトイレに行こうとしたら、
土俵入りする力士とすれ違いになり、
通行止めのおかげで西方の力士をすぐ側で見ることが出来ました。
なんと胸板の厚いこと、闘病中の私の3倍以上はあったと思います。

幕内の相撲はどれも熱戦で迫力あるものでした。
私はあっという間に結びの一番を迎えたように思いましたが、大満足でした。
松浦さん本当にありがとう。
帰り道、お酒が飲めない身のため喫茶店でしかお話できず
とても残念でしたがお許しください。
とにかく元気をいただいた素晴らしい1日でした。

(一般社団法人 達人の館  代表 橘市郎)

先日、懐かしい人から突然メールをいただきました。
皆さんは今はもうない「若草」という
子役を主体にした劇団を覚えていらっしゃいますか?
確か今、人気絶頂の坂上忍さんも子役として所属していたかと思います。

日劇のプロデュ-サーをしていた私も大変お世話になりました。
その時マネージャーというか子供たちの指導をしていた
田辺国武さんという方が「達人の館」のブログを見て
連絡してきてくれたのです。
京都に移り住んでからはご縁がなかったので
驚いたり、懐かしく思ったりいたしました。
これもインターネットが普及したお陰でしょう。

田辺さんは今ではご自分で芸能界の会社を立ち上げ活躍されています。
今度東京に行った時にはぜひお目にかかり、旧交を温めたいと思います。
それにしても40年という月日は長く、
お互いに年をとり、変わりようにびっくりすることでしょう。
ちょっと心配です。

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

3月2日(土)は青山音楽賞の授賞式に行って来ました。
ここは川越塔子さんのリサイタルで使用した会場ですが、
28年も前からこんな授賞式が行われていたんですね。
去年も出席し、受賞者の演奏を聴いたので今年も楽しみにしていました。

新人賞がヴァイオリンの松岡井菜さんと小林壱成さん。
青山賞がピアノのファルカシュ・ガーボルさんと
ハープのサーシャ・ボルダチョフさん。
バロックザール賞が葵トリオと弓新&ナタナエル・グーアン デュオでした。

今年は各々2組の受賞でしたがどの演奏もレベルが高くびっくりしました。
間違いなく皆さんが世界で活躍することを目指している意欲が伺えました。
特に葵トリオのバランスの取れた緻密な演奏と
サーシャ・ボルダチョフさんの超技巧の演奏と
ショーアップしたパフォーマンスは圧巻でした。
今日受賞された方たちが、
やがて世界に翔たいて行くのかと思うと頼もしい気がしました。

* 

今月の10日(日)のヴェルディ・サロン・ライヴは
バリトンの廣田雅亮さんとソプラノの宮後優さんの
ジョイント・コンサートです。
お二人ともヴェルディ初登場でどんな演奏を聴かせてくれるか楽しみです。
また3月24日(日)はフルートの占部智美さんが出演してくれますが、
この方も初めての登場です。
ヴェルディの演奏仲間もどんどん増え新しい息吹が感じられます。
春の訪れと共に新しい出会いがあるのはとてもうれしいことですね。
皆さんぜひお気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。

(一般社団法人 達人の館  代表 橘市郎)


カフェ ヴェルディのサイトはこちらから 写真はサイトからお借りしました

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