1週間前にはオリンピックの延期も決まっていず、非常事態宣言の可能性も検討されていませんでした。日本だけは安泰のような雰囲気があったのに、この1週間の急変ぶりは一体、何なのでしょう。動揺を抑えるために意図的に情報を操作していたと思われても仕方ない程です。
いろいろな支援策にしても効果がどの位あるのか、いつ実行されるのか一向に判りません。
こんな時にはおたおたせず、人に迷惑をかけず、自分に出来る事を精一杯やるしかありません。
決して自己中心のエゴではなく、それがほかの人にとっても為になるのです。困っている人を助けるのは当たり前ですが、その前に人に迷惑をかけないように心がけるのが大切だと思います。
とにかくこのピンチを乗り越え、再び平穏な日々が戻ることを願って頑張りましょう!
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志村けんさんが亡くなられたニュースがテレビで報じられました。まだお若いのに残念ですね。
私が日劇で舞台監督をしていたころはドリフターズが全盛で、志村さんはまだバンドボーイのような付き人をやっていました。
私は加藤茶さんとは結構縁が深く、ゴルフ場の風呂場でお会いしたり、つい4、5年前には新歌舞伎座の楽屋でお目にかかりましたが、志村さんがあれほどまでに人気者になるとは思ってもいませんでした。ただ仕事の段取りが素早く、いかりや長介さんが頼りにしていたのが印象に残っています。
人は誰でも下積みの時代を経て1人前になって行きます。才能と努力によって何処まで大きくなるかはなかなか予測が出来ません。
短い生涯を最大限に生きぬいた志村けんさんに改めて敬意を表したいと思います。
どうぞ安らかにお眠り下さい。
(音楽・演劇プロデューサー 橘市郎)