9月21日は天気予報だと雨だったのに1日中曇りでした。
表記のコンサートに味方してくれたのかもしれません。
お客さまの入りがいまいちで出演者の皆さんには申し訳なかったのですが
すばらしい演奏が続き盛り上がりました。
松山郁雄さんの構成と司会ぶりは
オーソドックスなガラコンサートとは異なり、
初めての方にも楽しんでいただけるよう工夫されていたので、
当然、厳しいご意見も出てくるでしょうが、画期的なものでした。
1曲ずつ長い拍手をいただくかわりに、
スピーディーに進行して流れを作っていく演出は斬新で、
賛否両論があると思いますが、
出演の皆さんも新しい試みにしっかり協力していただいていました。
「年末に行われるNHK紅白歌合戦を見ているようで楽しかった」
と言ってくださったお客様の言葉が印象的でした。
それにしても、演奏に入るとハイレベルな歌声の連続で、
よくこんなオペラ歌手が集まってくれたものだと
感謝せずにはいられませんでした。
10年という長い間、これだけの皆様に
出演していただいたと思うと涙が出そうになりました。
私は今後、アドヴァイザーとして協力させていただき、
若い世代の方たちが思う方向に舵を切っていただくつもりです。
どうぞ今後とも春秋座オペラが発展していくよう、ご支援をお願い致します。
改めて松山郁雄さん、指揮の奥村哲也さん、
出演者の皆様、スタッフの皆様、それにお客様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。
*
話は変わりますが、大相撲が22日に千秋楽を向かえ、
関脇・御嶽海が優勝しました。
横綱不在で寂しい場所でしたが
誰が優勝するか予想もつかない混沌とした状況は結構楽しめました。
小兵力士炎鵬の活躍や明生、朝乃山といった
将来を期待される力士が場所を盛り上げてくれました。
もちろん最後まで優勝を争った貴景勝の復活や阿炎、
遠藤の存在も忘れられません。
横綱が安定しているのはいいことですが、
混沌としている世界も楽しめますね。
それにして場所が終わってすぐ巡業が始まったり、
年6もの場所は力士にとってハード過ぎます。
有望力士を潰さないためにも、
もう少し考えてあげないといけないのではないでしょうか。
(音楽・演劇プロデューサー 橘市郎)