達人の館

   本物の芸をじっくりと味う、大人のためのコンサートを企画・主催しています。

カテゴリ: プロデューサーより

10月2日に京都造形芸術大学・通信学部の教員、職員を対象とした
特別研修があり、講師を務めてきました。
教員、職員合わせて約25名ずつ計50名の参加がありました。
「美しい日本語で心を伝える」というテーマでしたが
約3時間半、熱心に受講していただき
気持ち良く終わることが出きました。

年齢に幅のある約7000人の学生をケアしていくのは
大変だと思いますが、教職員が一丸となって支えていこうという
姿勢が伝わってきて、いい刺激を受けました。
いろいろ段取りをしてくださった担当者の皆さんにお礼申し上げます。

講義が始まる前に少し時間があったので、
春秋座に寄ってオペラ『魔笛』の
アンケート結果を見せてもらいました。
2日間合わせて約200枚が回収されていましたが、
「私はオペラを見に来たのであって、
ミュージカルを見に来たのではない」
「これは学芸会?」といった枚以外は
「初めてオペラを見たが素晴らしかった」
「歌舞伎劇場でやるオペラらしく花道を使ったり、
盆を回したりして面白かった」
「粒ぞろいの歌手のレベルが高かった」などなど
ほとんどの方が褒めてくださっていました。
特にうれしかったのはオペラ初体験のお客様が多く、
そういったお客様に楽しんでいただけたことです。

ともすれば「高尚なもの」「堅苦しいもの」「退屈なもの」と
敬遠されてきたオペラがエンターテインメントとして認められたとしたら、
こんなにうれしいことはありません。
今回、多くの方からご好評をいただいたのは
「オペラとはこういうものだ!」と決め込まず、
春秋座という劇場の機構を有効に生かし、
人間の生の声の魅力を十二分に伝えられたからだと思っています。

公演監督の松山郁雄さん、指揮の大勝秀也さん、
演出の三浦安浩さんを始めとするスタッフ皆さん。
オーケストラ、コーラス、助演の皆さん。
そしてベテランのオペラ歌手とオーディションで役を勝ち得た
若手のオペラ歌手の皆さん。
チケットを一生懸命に売ってくれた皆さん。
文字通り全ての方たちによって成りたった
総合芸術の醍醐味を感じさせてもらいました。

来年の『蝶々夫人』に向け、また新たな歩みを始めたいと思います。
皆様本当にお疲れ様でした!

(オペラ『魔笛』公演プロデューサー/達人の館 代表 橘市郎)

 

 

 

 

 

 


2324日の両日に行われたオペラ『魔笛』が無事終了いたしました。
台風がやって来るかもしれない。
ミサイルが飛んでくるかもしれないという緊迫した
月中旬から後半にかけての日程でしたが、
幸運にも影響を受けずに開催されました。
前の週でしたら少なからず台風の影響を受けたことでしょうし、
本当についていたと思います。
その上、今回は複雑なエレベーションのある舞台装置、
しかも回り舞台が頻繁に使われ、
スッポンの上げ下げも何度か行われるという危険極まりない演出でした。

出演者もスタッフもさぞや緊張したと思います。
演出の三浦安浩さんや舞台監督の青木一雄さんが何度も注意を喚起し、
出演者も慎重に対処したため無事終了することが出来ました。
お客様もスリリングな舞台を興味深く見ていただけたと思いますが、
舞台監督の経験のある私はいつも緊張しておりました。
でも、何の事故も無く、無事終えられたのはみんなが約束事をきちんと守り、
真摯な気持ちで舞台を努めたからだと思っています。
別に危険な冒険をしたわけではありませんが、
少しでも甘い態度で臨むと往々にして事故が起こるものなのです。

ヶ月に渡る稽古が続きましたが、
全員が元気に役割を果たしてくれたことに感謝したいと思います。
演出の三浦さんはいつも物静かに自分の意図をスタッフとキャストに伝えていました。
指揮の大勝秀也さんもユーモアを忘れず厳しい稽古をしてくれました。
公演監督の松山郁雄さんに至っては、出演も兼ね
キャストとのコミュニケーションを実に巧みに取っていたと思います。

全ての参加者が気持ち良く、
作品作りに取り組んだ成果が舞台全体に溢れていたように思います。
作品の評価はあくまでもお客様が判断してくださることですが、
ひとつの目標に向かって全員が協力し合って作り上げた課程については
公演プロデューサーとして高く評価し、心から感謝しております。
お客様の感想についてはまた改めてご紹介いたしますが、
ここでは回行われた「春秋座オペラ」の中で
今回の『魔笛』が最も多いお客様に来ていただいたことをご報告し、
来年に行われる『蝶々夫人』に向かって、
さらにいい作品作りに取り掛かりたいと思います。
先ずはご協力いただいた方々に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

(一般社団法人 達人の舘 代表/『魔笛』公演プロデユーサー 橘市郎)

     
今月2324日に春秋座で行われるモーツァルトのオペラ『魔笛』
紹介記事が京都新聞の夕刊に載りました。
歌舞伎とオペラの両方が理想的に上演出来る様に作られた
春秋座で行われる「春秋座オペラ」は今年で8回目を迎えます。
歌舞伎とオペラはともに西暦1600年を少し過ぎた頃に生まれました。
日本の京都とイタリアのフィレンツェが誕生の地です。
遠く離れた二つの都市で同時期に
歌舞伎とオペラが誕生したなんて不思議な縁ですね。

猿翁(3代目市川猿之助)が春秋座に込めた思いは、この縁を生かし、
ひとつの劇場で歌舞伎とオペラを毎年上演していくことでした。
そして、猿翁自身がこの二つを演出するはずでした。
残念ながら病に倒れたため、この構想は実現しませんでしたが、
歌舞伎は代目猿之助さんが2代目芸術監督として、
しっかり引き継いでくれています。

オペラの方も8回目を迎え、やっと軌道に乗ってきました。
初日の方はS席が完売となっています。
回り舞台、花道、スッポンなどの
舞台機構を生かした演出が評価を得たようです。
また総合芸術としてのオペラに、
教員や学生が積極的に関わってくれるようになりました。

オーデイション・システムが浸透し、
キャリアは無くとも優秀な歌手がベテランと競い合う状況が生まれてきました。
これらはビジネスではなく、春秋座オペラのありように
献身的に協力してくれている
ミラマーレ・オペラの公演監督・松山郁雄さんをはじめとする
各スタッフの皆さんのお陰です。

一人ひとりのお名前を挙げたらきりがないほど
大勢の人の協力あって成り立っている「春秋座オペラ」を
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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日の方はまだS席も取れると思いますので、
この機会にぜひお越しいただけましたら幸甚です。

公演情報はこちらから


2017年9月24日(日)14:00
春秋座(市バス上終町京都造形芸術大学前)
S席 一般 10000円
A席 一般 8500円
学生&ユース席 3000円(座席範囲指定)

(達人の舘 代表 橘市郎)

 

 

この週間、めまぐるしく社会の状況が変化しています。
27日に民進党の蓮舫代表が辞任したと思ったら、
続いて28日に稲田防衛大臣も辞任。
31
日には、森友学園の籠池夫妻が逮捕されました。
8
3日に内閣改造が行われますが、
こんなにめまぐるしく動く日々は異常ですね。
そのうえ、北朝鮮情勢やトランプ政権の混乱で外国も揺れています。

一方、高校野球の夏の甲子園大会、世界水泳、世界陸上など、
スポーツの世界は活気を呈し平和です。
「世界がスポーツ界と同じように
仲良くやっていけたらいいのになあ」と思うは私だけでしょうか?
こんな状況の中でも、私は普通に仕事をこなして行こうと思っています。

今月中旬から歌劇「魔笛」の稽古が始まります。
そして本番は2324日です。
ヴェルディ・サロン・ライヴは20日に、
バリトンの井上大聞さんが久々に帰って来ます。
10月中旬には14日に長岡京記念文化会館で行われる
「レ・フレール&京フィル」のチケットが売り出されます。
また、16日には、京都国際交流会館で
「上原まりが筑前琵琶で語る平家物語」を開催します。

世の中が如何にめまぐるしく変わろうとも、あたふたせず、
マイペースで自分に与えられた天職を全うすることが
一番大切だと考えています。
どうぞ今後とも「達人の館」をよろしくお願いいたします。

(達人の舘 代表 橘市郎)

 

25日の「―日劇―それぞれの物語」に
参加してくださったお客様、ありがとうございました。
ゲストの真島茂樹さんが、日劇のダンサー時代と違って雄弁になり、
お客様を笑わせてくれたのには驚きました。
しかも、オプションとして「マッケン・サンバ」の振りを
お客様に伝授してくれたので、会場は大いに盛り上がりました。
「さよなら日劇」の記録映像を
食い入るように見てくださったお客様の中には、
涙を流されている方もいらっしゃいました。

私自身、この3月いっぱいで、
京都造形芸術大学との契約が切れることもあり、
思い出深いイベントとなりました。
貴重な資料の掲示、照明、音響のこだわりなど、
細かい配慮をしてくれた財団の武邑さんをはじめとする
スタッフの皆さんに感謝したいと思います。

京都造形芸術大学の中に春秋座という劇場が出来るということで、
3代目市川猿之助先生に声をかけていただき
京都に移り住んでから16年。
途中年間は東京に戻っていたものの、あっという間でした。
結局、京都の魅力に取りつかれ、
退職後も京都に留まることにした私ですが、
猿之助先生に送っていただいた「一生現役」の色紙を励みに、
これからも頑張りたいと思います。
どうぞお力添えのほどをよろしくお願い申し上げます。

不思議なもので、退職直前になって、
京都に移り住む前まで原稿を書いていた
日本中央競馬会発行の雑誌『優駿』より原稿依頼をいただきました。
4月25日頃発行の「優駿」をぜひ見てやってください。
引越し、大学退職を機に講演などもやっていくつもりです。

明日は春秋座で「都をどり」のゲネプロを拝見しますが、
春秋座もいよいよ全国区の劇場になりそうですね。
うれしい限りです。
(達人の館 代表 橘市郎)

 

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