一瞬の静寂

音楽・演劇プロデューサー・橘市郎のブログ。日々思ったことを綴っています。 東宝(株)と契約し、1973年にプロデユーサーに。1981年独立後は、企画制作会社アンクルの代表をつとめ、中野サンプラザからの委嘱で「ロック・ミュージカルハムレット」「原宿物語」「イダマンテ」を、会社解散後は「ファンタステイックス」「ブルーストッキング レデイース」などのミュージカルを制作。 2001年京都芸術劇場の初代企画運営室長。

カテゴリ: プロデューサーより

     
今月2324日に春秋座で行われるモーツァルトのオペラ『魔笛』
紹介記事が京都新聞の夕刊に載りました。
歌舞伎とオペラの両方が理想的に上演出来る様に作られた
春秋座で行われる「春秋座オペラ」は今年で8回目を迎えます。
歌舞伎とオペラはともに西暦1600年を少し過ぎた頃に生まれました。
日本の京都とイタリアのフィレンツェが誕生の地です。
遠く離れた二つの都市で同時期に
歌舞伎とオペラが誕生したなんて不思議な縁ですね。

猿翁(3代目市川猿之助)が春秋座に込めた思いは、この縁を生かし、
ひとつの劇場で歌舞伎とオペラを毎年上演していくことでした。
そして、猿翁自身がこの二つを演出するはずでした。
残念ながら病に倒れたため、この構想は実現しませんでしたが、
歌舞伎は代目猿之助さんが2代目芸術監督として、
しっかり引き継いでくれています。

オペラの方も8回目を迎え、やっと軌道に乗ってきました。
初日の方はS席が完売となっています。
回り舞台、花道、スッポンなどの
舞台機構を生かした演出が評価を得たようです。
また総合芸術としてのオペラに、
教員や学生が積極的に関わってくれるようになりました。

オーデイション・システムが浸透し、
キャリアは無くとも優秀な歌手がベテランと競い合う状況が生まれてきました。
これらはビジネスではなく、春秋座オペラのありように
献身的に協力してくれている
ミラマーレ・オペラの公演監督・松山郁雄さんをはじめとする
各スタッフの皆さんのお陰です。

一人ひとりのお名前を挙げたらきりがないほど
大勢の人の協力あって成り立っている「春秋座オペラ」を
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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日の方はまだS席も取れると思いますので、
この機会にぜひお越しいただけましたら幸甚です。

公演情報はこちらから


2017年9月24日(日)14:00
春秋座(市バス上終町京都造形芸術大学前)
S席 一般 10000円
A席 一般 8500円
学生&ユース席 3000円(座席範囲指定)

(達人の舘 代表 橘市郎)

 

 

この週間、めまぐるしく社会の状況が変化しています。
27日に民進党の蓮舫代表が辞任したと思ったら、
続いて28日に稲田防衛大臣も辞任。
31
日には、森友学園の籠池夫妻が逮捕されました。
8
3日に内閣改造が行われますが、
こんなにめまぐるしく動く日々は異常ですね。
そのうえ、北朝鮮情勢やトランプ政権の混乱で外国も揺れています。

一方、高校野球の夏の甲子園大会、世界水泳、世界陸上など、
スポーツの世界は活気を呈し平和です。
「世界がスポーツ界と同じように
仲良くやっていけたらいいのになあ」と思うは私だけでしょうか?
こんな状況の中でも、私は普通に仕事をこなして行こうと思っています。

今月中旬から歌劇「魔笛」の稽古が始まります。
そして本番は2324日です。
ヴェルディ・サロン・ライヴは20日に、
バリトンの井上大聞さんが久々に帰って来ます。
10月中旬には14日に長岡京記念文化会館で行われる
「レ・フレール&京フィル」のチケットが売り出されます。
また、16日には、京都国際交流会館で
「上原まりが筑前琵琶で語る平家物語」を開催します。

世の中が如何にめまぐるしく変わろうとも、あたふたせず、
マイペースで自分に与えられた天職を全うすることが
一番大切だと考えています。
どうぞ今後とも「達人の館」をよろしくお願いいたします。

(達人の舘 代表 橘市郎)

 

25日の「―日劇―それぞれの物語」に
参加してくださったお客様、ありがとうございました。
ゲストの真島茂樹さんが、日劇のダンサー時代と違って雄弁になり、
お客様を笑わせてくれたのには驚きました。
しかも、オプションとして「マッケン・サンバ」の振りを
お客様に伝授してくれたので、会場は大いに盛り上がりました。
「さよなら日劇」の記録映像を
食い入るように見てくださったお客様の中には、
涙を流されている方もいらっしゃいました。

私自身、この3月いっぱいで、
京都造形芸術大学との契約が切れることもあり、
思い出深いイベントとなりました。
貴重な資料の掲示、照明、音響のこだわりなど、
細かい配慮をしてくれた財団の武邑さんをはじめとする
スタッフの皆さんに感謝したいと思います。

京都造形芸術大学の中に春秋座という劇場が出来るということで、
3代目市川猿之助先生に声をかけていただき
京都に移り住んでから16年。
途中年間は東京に戻っていたものの、あっという間でした。
結局、京都の魅力に取りつかれ、
退職後も京都に留まることにした私ですが、
猿之助先生に送っていただいた「一生現役」の色紙を励みに、
これからも頑張りたいと思います。
どうぞお力添えのほどをよろしくお願い申し上げます。

不思議なもので、退職直前になって、
京都に移り住む前まで原稿を書いていた
日本中央競馬会発行の雑誌『優駿』より原稿依頼をいただきました。
4月25日頃発行の「優駿」をぜひ見てやってください。
引越し、大学退職を機に講演などもやっていくつもりです。

明日は春秋座で「都をどり」のゲネプロを拝見しますが、
春秋座もいよいよ全国区の劇場になりそうですね。
うれしい限りです。
(達人の館 代表 橘市郎)

 

今週の土曜日25日は東京出張です。
東京信濃町にある京都造形芸術大学と
東北芸術工科大学の外苑キャンパスで行われる
「エンターテインメントの殿堂ー日劇ーそれぞれの物語」
という催し物の案内役を務めるためです。

スペシャル・ゲストは日劇のスターダンサーだった
振付師の真島茂樹さん。
閉館から36年経った日劇のプログラム、
VTRなど貴重な資料を紹介しながらのトークショーです。
時間余りですが、興味のある方はぜひ。

事前申し込みが必要ですので
03-5269-0037 にお電話でお問い合わせください。
参加費は1000円です。

早いもので、達人の館が移転して1ヶ月が経ってしまいました。
未だに落ち着きませんが徐々に環境にも慣れてきました。
思っていた以上に快適な場所です。
京都の中心地には30分もあれば出て行けます。
京都造形芸術大学までは1時間15分ほどかかりますが、
こちらとの契約は今月いっぱいですので、毎日通う必要はありません。
オペラのプロデュースとカフェ・ヴェルディのライヴの仕事は、
月に10日も行けばいいのでちょうどいい運動になると思っています。
13年お世話になった大学、
特にその中にある春秋座と一応お別れするので寂しいのですが、
全くご縁が切れるのではないので、
これからもよろしくといった感じで、
おつきあいして行きたいと思っています。


今日は江藤ゆう子さんの
「ランチタイム・コンサート」に行ってきましたし、
明日は新歌舞伎座の「川中美幸ショー」に行きます。
そう、18日はロームシアターの「カルメン」のゲネプロ。
19日はカフェ・ヴェルディの「三輪千賀さんのライヴ」でした。
連日慌しいスケジュールですが、
月に入れば少し落ち着くと思います。
そうでした。17日には送別会もやっていただいたんです。
私を含め人の退職者がいたのでさらっとしたものでしたが、
それでもスタッフの温かさが伝わってくるうれしい会でした。
ばたばたした毎日が続いていますが体は元気です。
1
週間後にまた。

(達人の館 代表 橘市郎)

 

ここのところ、引越しのことばかり書いてきましたが、
どこに引っ越したのかを書いていないのに気がつきました。
まず住所からお伝えします。

〒610-1144
京都市西京区大原野東竹の里町2-1洛西竹の里1-502
一般社団法人 達人の館 
TEL 075-874-5931 / FAX075-874-5932  

これが新しい事務所と自宅の住所になります。
阪急の桂駅までバスで10分。
桂から阪急の終点河原町まで10分。
30分もあれば京都駅や京都の繁華街に出られます。
ただし、今まで通っていた京都造形芸術大学や
春秋座までとなると1時間を越えてしまいます。
今までは15分以内で通えていたのが、
1時間以上かかるとなると大変です。
でも、今月いっぱいで契約が切れるので、
生活の拠点が西に移ると思えばいいのだと納得することにしています。
東から大きく西に移動したとことにより、気分も大分変わりました。

結婚して50年、ほとんど団地生活をしてきたので逆に落ち着いた感じです。
地名の通り、竹が多く、温泉も出るし、
山、川、谷がすぐ傍にある日本特有の風景が楽しめます。
団地内にはホテルもデパートもあるし、不便を感じさせません。
午後7時には町が暗闇に包まれるのが少し寂しいのですが、
若い人と違って夜更かしをする年代でもないので
かえって健康的でいいと思っています。

こちらから、週に何度か京都の中心に出て活動していく積もりです。
70代も半ばを過ぎ、それなりの生き方をしていきたいと思っています。
仕事は変わらず続けて行きますので、
どうぞ、今後とも「達人の館」をよろしくお願いいたします。

先ずは今月の25日東京で行われる
「エンターテインメントの殿堂ー日劇」の案内役を務め、
帰って来てからは、「ソプラノ 川越塔子リサイタル」
集客に全力投球をいたします。
こちらのブログをご覧いただきご来場賜りましたら幸甚です。

 (達人の館 代表 橘市郎)

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