一瞬の静寂

音楽・演劇プロデューサー・橘市郎のブログ。日々思ったことを綴っています。 東宝(株)と契約し、1973年にプロデユーサーに。1981年独立後は、企画制作会社アンクルの代表をつとめ、中野サンプラザからの委嘱で「ロック・ミュージカルハムレット」「原宿物語」「イダマンテ」を、会社解散後は「ファンタステイックス」「ブルーストッキング レデイース」などのミュージカルを制作。 2001年京都芸術劇場の初代企画運営室長。

カテゴリ: 「達人の館と」は

ここのところ、引越しのことばかり書いてきましたが、
どこに引っ越したのかを書いていないのに気がつきました。
まず住所からお伝えします。

〒610-1144
京都市西京区大原野東竹の里町2-1洛西竹の里1-502
一般社団法人 達人の館 
TEL 075-874-5931 / FAX075-874-5932  

これが新しい事務所と自宅の住所になります。
阪急の桂駅までバスで10分。
桂から阪急の終点河原町まで10分。
30分もあれば京都駅や京都の繁華街に出られます。
ただし、今まで通っていた京都造形芸術大学や
春秋座までとなると1時間を越えてしまいます。
今までは15分以内で通えていたのが、
1時間以上かかるとなると大変です。
でも、今月いっぱいで契約が切れるので、
生活の拠点が西に移ると思えばいいのだと納得することにしています。
東から大きく西に移動したとことにより、気分も大分変わりました。

結婚して50年、ほとんど団地生活をしてきたので逆に落ち着いた感じです。
地名の通り、竹が多く、温泉も出るし、
山、川、谷がすぐ傍にある日本特有の風景が楽しめます。
団地内にはホテルもデパートもあるし、不便を感じさせません。
午後7時には町が暗闇に包まれるのが少し寂しいのですが、
若い人と違って夜更かしをする年代でもないので
かえって健康的でいいと思っています。

こちらから、週に何度か京都の中心に出て活動していく積もりです。
70代も半ばを過ぎ、それなりの生き方をしていきたいと思っています。
仕事は変わらず続けて行きますので、
どうぞ、今後とも「達人の館」をよろしくお願いいたします。

先ずは今月の25日東京で行われる
「エンターテインメントの殿堂ー日劇」の案内役を務め、
帰って来てからは、「ソプラノ 川越塔子リサイタル」
集客に全力投球をいたします。
こちらのブログをご覧いただきご来場賜りましたら幸甚です。

 (達人の館 代表 橘市郎)

世の中には有名でなくても立派な人が沢山います。
その中でも、ある日突然、脚光を浴びる人がいたり
いつまでも、ひっそりと静かに暮らしている人がいます。

同じように芸能界にだって、売れっ子でなくても、
知る人ぞ知る芸の持ち主が存在しています。
そういう人を引っ張り出し、じっくりとその芸を堪能してほしいと
ずっと思ってきました。

とは言っても、テレビで顔が売れている人でないと
お客様が集まらないという理由で
そういう人たちの芸を披露する場がないのが現実です。
逆にお客様が大勢集まり、利益が出るのなら
つたない芸の持ち主でも場を与えられてきました。

老齢化が進み、目も、耳も肥えたお客様が増えているのに
その受け皿がないのです。
50年近くプロデュース業をしてきた人間として
この問題を乗り越えたいと考えたのが
「達人シリーズ」です。
小さな空間で、できるだけ無駄を廃し、
本物の芸をじっくりと味わってほしいと思っています。
このシリーズを軌道に乗せ
「達人の館」という小さな空間を実現させるのが
私の夢です。

ぜひ、ご来場いただき
忌憚のないご感想をお聞かせくださいますよう
お願い申しあげます。

                          プロデューサー 橘市郎


―――――達人シリーズ―――――
構      成  松山正人
プロデューサー   橘市郎
主      催 一般社団法人 達人の館


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