達人の館

   本物の芸をじっくりと味う、大人のためのコンサートを企画・主催しています。

カテゴリ: エッセイ

2月1日、東京に行って来ました。
日本文化藝術財団の諸々の授与式に出席する為です。
25周年と言うこともあり、
これまでで一番多くのお客様がお見えになりました。
年々規模が大きくなって来たようで、
関係者の執念が花開いてきた感じがいたします。
25年前にはまだパソコンがこれほど普及していませんでした。
受賞された方の多くが手書きや実技の素晴らしさを
評価されていたように思います。
しかし現在はパソコンを駆使した作品が主流になって来たようです。
時代が完全に変わったのですね。
私のように80歳近い人間がだんだん取り残されていくと感じた授与式でした。
受賞者も関係者もどんどん若くなってゆくエネルギーが
これからの財団を支えていくのでしょう。
「時代は変わる」を実感した1日でした。


国会では政府が発表してきた
いろいろな数字が偽装だったことが問題になっています。
確かに生活が豊かになったり、
労働条件が向上することは誰もが願っています。
しかし、それが偽装されていたものだったとしたら詐欺のようなものです。
「騙されていた」と言うのが事実だとしたら、
保身のために嘘をついていたことが本当だとしたら
許されるものではありません。

今は世界中が混乱しています。
良く考えてみると自分さえよければ
と言う発想が根本にあるからでしょう。
一方、善良ないい人が沢山いることも事実です。
一生懸命素朴に働き、常に他人に優しいひと。
そういう人が世界中に存在していることも事実です。
どこの国の人ではなく、
善意の人同士が手を取り合う世界にならないものでしょうか?
甘ちょろいと言われようが、はかない一生、そう思い続けたいと思います。

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

このころテレビを賑わすニュースが多いですね。
まずテニスでは大坂選手が世界ランキング位となる大活躍。
少し前までは名前も知られていなかった選手が
あっという間に大スターになりました。
正にシンデレラです。何も飾らない素直な人間性、
そして少しでも自分を成長させたいと言う前向きさが、
世界中の人々を感動させました。
もちろん努力と精進でここまで来られたのでしょうが、
才能があったのも確かです。
彼女は若いのでこれからどのように大成していくかとても楽しみですね。

 * 

大相撲初場所の優勝力士は平幕の玉鷲でした。
休場を1度もせず30歳を越えてからの初優勝は正に精進の賜物です。
誰も予想していなかった押し相撲一筋の苦労人が優勝したことで、
いろいろなエピソードが生れました。
優勝が決まった日に第2子誕生はまるで嘘のようなめでたい話でした。
お姉さんが東大に通っていたことなども、
この優勝がなければ分からなかったかったことでしょう。

いろいろ荒れまくった初場所でしたが、
忘れられないドラマチックなものでした。
私はいろいろな意味でいい結末と思っています。
確かに貴景勝の千秋楽での相撲は不甲斐なかったと言えますが、
彼にとってもこのまま大関にならなくて良かったような気がします。
スポーツの本質はただ勝ち負けではないからです。

* 

絶大な人気を誇っていた「嵐」が
来年いっぱいで活動を休止することになりました。
彼らが突然このような発表をしたことは
ファンにとっては相当ショックだったようです。
しかし5人揃って会見した彼らの話や
記者の質問に答える姿を見ていると理路整然としているし、
さわやかなので皆さんが納得したのではないでしょうか。

私は彼らがしっかりしているので、
彼らに対する認識が甘かったことに恥ずかしさを感じたほどです。
アイドルと言う言葉とは裏腹に、5人は30歳過ぎた立派な大人でした。
彼らが良く話し合い、一つの結論を出したのですから
温かく理解してあげないといけないと思いました。
人それぞれの人生、一人ひとりがじっくり考えて
歩んでいくことが大切だと思います。
それにしても5人のメンバーは、
頭のいい大した人物だと感心させられた記者会見でした。

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

私は典型的な甘党でした。
お酒はほとんど飲まない代わりに甘いものに目がなかったのです。
特に洋菓子は大好きで、ちょっとしたおいしいケーキ屋さんの常連でした。
今回、脳梗塞と糖尿病を併発したのも
自業自得と言っていいと思っています。

退院してからはかなりの制限を受け、
1日置きに血糖値を計り、節制しています。
塩分を多く取りすぎると、今度は血圧が上がるので、
お陰様でほとんど味のついていない食べ物に慣れました。
家内には「好きなものをどんどん食べなさい」と言うものの、
基本的には私の食事に味をつけている程度なので、悪いなと思っています。

でも、今回のお陰で素晴らしいことに気が付きました。
食べ物そのものの、本来の微妙な味を感じるようになったのです。
今まででしたら、大根やもやし、
キャベツと言ったものの味が分からなかったのに、
微妙な味わいを感じるようになったのです。

元来の舌の機能が蘇ったのです。
娘が同情して送ってくれた、
糖尿病でも食べられる特殊なケーキが何と美味しかったことか。
詰まりは舌が敏感になったということでしょう。
人間の欲望がどんどんエスカレートしている中で、
元来の自然な味を体験できたことは、本当に良かったと思います。
飽食の時代に貴重なことを教えられた気がしています。

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

 

昨年は生れて初めてという長期入院をして、
いろいろな方にご迷惑をおかけしたので、
今年は早めにスタートを切りたいと思います。

今まで毎年「明けましておめでとうございます」と機械的に言っていましたが、
今年は特にこの言葉が重く感じられます。
新年を迎えられることがこんなに有難い事だとは、今まで思いませんでした。
昨年亡くなられた方のことを思う時、
無事、年を越せる事は大変めでたい事なんだと実感いたしました。
何の気無しにいることが実は貴重な事なんですね。
この年になってやっと気がつくなんて遅いかもしれませんが、
今年からは11年大切にしたいと思います。
どうぞ今年もよろしくお願い致します。


さて、今年の1月はお店が喫茶店営業のみで、
サロン・ライヴがお休みになりますので
月からのライヴを楽しみにしていてください。
月にはまたライヴが再会され、いろいろなジャンルの演奏家が登場します。
お客様もライヴの常連が増えてきましたので、
なお一層の充実したものにして行きたいと思っています。
月は日がバス・バリトンの内山建人さん、
24日がソプラノの木村美穂さんと小川紗奈さんのジョイントがございます。
どうぞ早めにご予約をお願い致します。


この10日には、東京に行き今年行われる
春秋座オペラ・ガラコンサートの打ち合わせをしてきます。
春秋座オペラも今年11年目に入りますので、
ここらでお馴染みの歌手による
オペラ・コンサートを開催しようと思っています。
豪華なオペラ・コンサートになると思いますので楽しみにしていてください。
本番は21日(土)に行われます。
回公演ですが、ぜひスケジュールを空けて置いてください。
今年も大いにオペラをお楽しみいただきたいと思っています。

(一般社団法人 達人の館   代表 橘市郎)



1224日のヴェルディ・サロン・ライヴは、
クリスマス・コンサートとして、
井上大聞(バリトン)さん、
和田悠花(ソプラノ)さん、
奥村志緒美(ピアノ伴奏)さんが出演してくれました。
3人の方はわざわざ東京から来てくれたのです。
特に井上さんと和田さんは新国立劇場オペラ研修所21期生同士で
将来を期待されているオペラ歌手です。
ヴェルディは70名がぎりぎりのキャパですが、
この日はそれを越える来場者で賑わいました。
これまでの記録も大聞さんが出演した時でしたが、
これを上回る盛況振りでした。
我々スタッフは何と立ち見状態。
これだけのお客様対応を短時間でこなしたお店の対応も見事でした。

演奏は1部がロシアの歌曲中心、
2部がオペラの重唱中心で演技つきという楽しいものでした。
お二人とも期待通りの歌唱で、これだけレヴェルの高い演奏を聴くと
これからの出演者のプレッシャーが大変だと思いました。
アンコールでは手拍子と振りのついたお客さまの声援で盛り上がりました。
老若男女が入り混じった本当に楽しいコンサートでした。



今年は入院が間に入り、皆様に大変ご迷惑をおかけいたしました。
幸い快方に向かっておりますので
来年は無理をしない程度に頑張りたいと思っています。
このブログを管理してくれている佐藤和佳子さんには
本当にお世話になりました。
普段は表に現れない方ですが、
この方の存在無しでは達人の館のブログはなりたちません。
本当にありがとうございました。
今年はお名前を挙げたたらきりがないほど大勢の方の親切をいただきました。
この年になって人間は一人では生きていけないことを痛いほど知らされました。
来年は年齢なりの生きかたを探って行く積もりです。
どうか来年もよろしくお願い致します。
新年は第1週よりブログをはじめます。
皆様良いお年を!

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

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