一瞬の静寂

音楽・演劇プロデューサー・橘市郎のブログ。日々思ったことを綴っています。 東宝(株)と契約し、1973年にプロデユーサーに。1981年独立後は、企画制作会社アンクルの代表をつとめ、中野サンプラザからの委嘱で「ロック・ミュージカルハムレット」「原宿物語」「イダマンテ」を、会社解散後は「ファンタステイックス」「ブルーストッキング レデイース」などのミュージカルを制作。 2001年京都芸術劇場の初代企画運営室長。

カテゴリ: コンサート

川越塔子さんから日のリサイタルの全曲目をいただきました。
アーチストによっては、当日までプログラムを
発表しないでほしいという人もいますが、
川越さんの場合はそんなことにこだわる人ではないので、ご紹介しましょう。

グノー「ロメオとジュリエット」夢に生きたい
 Gounod <Roméo et Juliette> Je veux vivre

オッフェンバック「ホフマン物語」オランピアの唄
 Offenbach <Les contes d'Hoffmann> Chanson d'Olympia 

マスネ「マノン」ガヴォット
 Massenet <Manon> Gavotte
 

マスネ「エロディアード」甘く優しく 
 Massenet <Hérodiade> Il est doux, il est bon 

ピアノソロ プーランク 即興曲15番「エディット・ピアフを讃えて」

 Poulenc Improvisation n.15 <Hommage à Edith Piaf>
 

プーランク「ティレジアスの乳房」いいえ旦那様 
 Poulenc <Les mamelles de Tirésias> Non, monsieur mon mari 

団伊玖磨「夕鶴」あたしのだいじな与ひょう

プッチーニ「蝶々夫人」ある晴れた日に 

 Puccini <Madama Butterfly> Un bel dì vedremo


可愛い坊や 
 Tu, piccolo iddio
 

ピアノソロ ドビュッシー「月の光」 
 Debussy <Clair de lune>
 

ヴァイル「ヴィーナスの接吻」愚かなハート 
 Weill <One touch of Venus> Foolish heart
 

メノッティ「泥棒とオールドミス」私を盗んで 
 Menotti <The old maid and the thief> Steal me, sweet thief

バーンスタイン「キャンディード」きらびやかに着飾って 
 Bernstein <Candide> Glitter and be gay

回目のリサイタルから、全編オペラのアリアで
プログラムを組むことにしていますので、
約束どおりではありますが、さすが川越さんとびっくりしています。
今回はフランス語をはじめとして、イタリア語、英語、日本語と
カ国のアリアが歌われます。
日でこれだけの歌詞を良く歌われると驚嘆してしまいます。

アリアは食事に例えればメインディッシュですから、
少し重すぎると心配する方もいらっしゃるかもしれません。
でも、川越さんの軽妙なトークとアンコールが
デザートの役目を果たしてくれるはずです。
川越さんの声はキンキンしたものではなく、
共鳴に富んだ心地よい美声なので聴いていて決して疲れません。

初めて京都で「夕鶴」のおつう役を歌ってくれた時から年、
今や日本を代表するソプラノ歌手となった
川越さんのリサイタルをお見逃しなく!

(日)開演15時、会場は上桂の青山音楽記念館です。 

(達人の館 代表 橘市郎)



月は「都をどり」開催のためお休みをいただいていた
Verdi サロン・ライヴ」が5月から再開されます。

まず、5月14(日)はテノールの井藤航太さんの登場です。
井上大聞さんのライヴの時、ゲストとして出演し、
お客様をびっくりさせた井藤さんは、
何と東大医学部を卒業した異彩のオペラ歌手です。
毎年イタリアへ行って研鑽、
日本人離れしたベルカント唱法でお客様を圧倒しました。

達人の館で6月4日(日)リサイタルを行う
ソプラノの川越塔子さんが東大法学部の出身なので、
奇遇というしかありません。
イタリアではゴンドラ漕ぎやサラリーマンから
オペラ歌手に変身する人もいましたが、
日本でもそういうことが起こりつつあるのかも知れません。
ぜひ、井藤航太さんの迫力ある声を聴いてみてください。
機知に富んだトークも楽しめますよ。

伴奏は京都市立芸大を首席で卒業。
すでに単独リサイタルを開いている塚田尚吾さんです。
Verdi サロン・ライヴでも
素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

さらに、記念すべきサロン・ライヴの第1回目を飾ってくれた
冨家聖香さんがゲストとして参加してくれます。
   ★
5月21日(日)はフランスで数々のコンクールで
1
位となったフルートの奥田裕美さんの登場です。
フルート奏者をお迎えするのはヴェルディとしては初めてですが、
豊富なキャリアがかもし出す素晴らしい演奏が楽しみです。
伴奏はこれまた初出演の磯貝亜美さん。
京都文化博物館でのコンサートは大好評でした。
   ★
5月28(日)は前出の冨家聖香さんのヴァイオリンです。
感受性豊かな彼女の演奏は前回大好評を博しました。
今回はレパートリーも新たに新境地に挑戦です。
海外の演奏旅行も経験し、更なる飛躍が期待されます。
ピアノ伴奏は藤川怜美さん
ノーヴィ国際コンクール銅賞などの実績を持つアーチストです。

このように楽しみなライヴが組まれている5月。
ぜひVerdiにお出かけください。
詳細はこちらから、どうぞ Verdyサロンライブ

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

6月4日に行われるソプラノ川越塔子リサイタルー珠玉のオペラ・アリア集Ⅱ」の
チケットが意外に伸びず困惑しています。
川越塔子さんは藤原歌劇団のホープで
東京では新宿の国立劇場や東京文化会館で主役を演じていますし、
京都の春秋座では2010年の歌劇「夕鶴」以来、
2011年の「ラ・ボエーム」、2013年の「蝶々夫人」、
2014年の「椿姫」、2015年の「セヴィリアの理髪師」と
主演し好評を博してきました。

年前には京都コンサートホール(小)で
初リサイタルをを開き絶賛された逸材です。
年間で回京都で歌っているオペラ歌手は皆無だと思います。
にも拘らず、今年は反応が悪いのです。
不安な世相のせいもあるでしょうし、
宣伝不足というこちらの事情もあるかとは思います。

でも、川越さんの素晴らしさは変わりありません。
どうぞ、このブログをごらんになったお客様は
お見逃しのないようよろしくお願いいたします。
もしかすると自由席ということで、
別に早く予約しなくてもいいと思われている方が
いらっしゃるかも知れませんね。
ただ、この会場は200人の定員です。
売れ始めたらあっという間に売り切れになるかもしれません。
どうぞお早めにお申し込みください。

達人の館では
TEL075
8745931
FAX075874-5932
にて予約を承っています。

予約を承り次第、チケットと振込用紙を郵送し、
代金を振り込んでいただくという便利な方法を取っています。
どうぞご利用ください。


さて、この30日には京都競馬場で天皇賞が行われます。
『優駿』という雑誌にエッセイを書いたばかりなので、
当日は現場に参ります。
今年は高齢馬を狙おうと思っていますが、
7歳以上はこれといった馬がいないので、
6歳馬のアルバートに注目しています。
サトノダイヤモンドとキタサンブラックの2強にどう挑むかとても楽しみです。

(一般社団法人 達人の館 代表 橘市郎)

相変わらず家の中は大混雑しておりますが、
そろそろ平常に戻らねばと思っております。
川越塔子リサイタルの前売りが始まりましたが、
今月はヴェルディのサロン・ライヴが4日間あります。
日は、福澤里泉さんのヴァイオリンと
吉岡麻梨さんのピアノの演奏がありました。
40名ちょっとの入りでしたが、ちょうどこのくらいの入場者が
落ち着いて聴けるような気がいたします。
とてもいい感じのライヴでした。
このコンビも夏以降、ぜひ度目の出演をお願いしたいと思っています。

今週の11日(土)は、はシンガー・ソング・ライターの
わらく堂とスライドギターのやま。さんの登場です。
わらく堂は京都造形芸術大学の卒業生ですが、
そのユニークな音楽活動で注目されています。
どうぞ在学生の方は先輩の活動振りを見てあげてください。

そして、19(日)はオペラ「カルメン」で
フラスキータ役で好評を博した
ソプラノの三輪千賀さんの登場です。
オペラだけでなくミュージカル・ナンバーも披露してくれます。

月は春秋座で「都をどり」が開催されるため、
サロン・ライヴがお休みになります。
月からは再開されますがヶ月間あいだがあきますので、
ぜひ今月中にお出かけください。

(達人の館 代表 橘市郎)

2017_KawagoeToko_A4
引越しして1週間以上経ちましたが、いまだに物が納まらず戦場のようです。
でもやらねばならないことがいっぱいあり、
一つ一つこなしていかなければなりません。
明後日3日には「魔笛」のオーディションと
「川越塔子リサイタル」の前売り開始が重なりました。

前者は春秋座で行われるのですが、40名近くの応募があり楽しみです。
後者は2年前に、京都コンサートホールで行われ
大変ご好評をいただいたものの第2弾となります。
もちろん曲目は大幅に変わりますし、
会場も青山音楽記念館となり、
川越塔子さんの繊細な表現が生きてくると思っています。
全編オペラ・アリアのプログラムですので、
どうぞじっくりお楽しみください。

200名しか入れないコンパクトな会場です。
売り切れになる前に
お早めにチケットをお求めいただきますようお願い申し上げます。


     2017_KawagoeToko_A4ura
▲クリックすると大きくなります。

日時6月4日(日)15:00
入場料(全席自由) 5000円 ※未就学児の入場はご遠慮ください。
会場 青山音楽記念館

チケットのお取り扱い
達人の館 075-874ー5931 
青山音楽記念館 075-393-0011
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